「土木から転職したいが、次はどんな仕事がおすすめ?」と悩んでいませんか?
確かに土木は大変な仕事ですし健康が1番なので、転職するなら早めのほうがいいと思います。
でも、土木をやめたいのではなく今の会社をやめたいだけという可能性もあります。
僕は現在2級土木施工管理技士を保有しており、9年ほど土木業界で働いています!
しかし新卒で就職した会社がブラック企業で、土木施工管理技士から1度転職しました。
その経験から思うのは、働く環境を変えると「まだ土木を続ける気になれるかもしれない」ということです。
今回は僕の経験を基に、「土木から転職したくなる理由」や「おすすめの転職先」を解説します。
本記事を読むと、あなたが「土木業界から転職すべきか?」が明らかになるでしょう。
それと併せて「転職に失敗しない具体的な方法」や「転職におすすめのサービス」も解説するので、ぜひ参考にしてください。
土木に向いていない方の特徴3つ
まずは土木に向いていない方の特徴を3つ解説します。
その特徴は、以下の3つです。
- 1人が好きな方
- プライベートを充実させたい方
- 人間関係の構築が苦手な方
もし、これらに当てはまるなら土木には根本的に向いていないので転職を検討したほうがいいでしょう。
なぜなら、たとえ会社を変えたとしても解決する問題ではないからです。
それでは、順番に解説します。
1人が好きな方
土木に向いていない方の特徴1つ目は、1人が好きな方です。
その理由は、土木業界は現場監督でも作業員でも1人で仕事をする機会が少ないからです。
1人で過ごすのが好きな方にとって、たとえば昭和みたいな職人気質の方と仕事をするのは苦痛だと思います。
もちろん、「仕事なんだし」と割り切れれば問題ないかもしれません。
しかし、それが一生続くと考えれば考えるほど憂鬱になりませんか?
仕事は人生の大半を占めますからね。
それなら、もっと自分に合った仕事を見つけたほうがいいでしょう。
ですので、1人が好きな方は土木には根本的に向いていません!
プライベートを充実させたい方
土木に向いていない方の特徴2つ目は、プライベートを充実させたい方です。
正直、土木業界の休日は他の仕事と比べても圧倒的に少ないと思います。
基本的に、休みは週1なのでプライベートより仕事が優先になってしまいがちですよね。
さらに、現場監督ともなれば残業も当たり前なので平日は本当に仕事だけして終わりになります。
土木作業員なら、ほとんど残業はないかもしれませんが、それでも他の仕事よりは休日が少ないでしょう。
このように、土木業界は休みが少ないのでプライベートを充実させたい方には向いていません。
実際、僕のまわりの現場監督も「仕事が趣味です」みたいな方が多いですからね!
人間関係の構築が苦手な方
土木に向いていない方の特徴3つ目は、人間関係の構築が苦手な方です。
他の仕事でもそうかもしれませんが、その中でも土木では人間関係が非常に重要になります。
たとえ、同じ現場で同じ仕事をするとしても「誰とやるか?」で、働きやすさや楽しさが違います。
なので、気の合わない方と良好な人間関係の構築ができない方は、本当に毎日が大変でしょう。
実際、土木業界には性格にクセの強い方が多いですしね。
特に昭和世代には、こんな方が多いです。
- 若者にマウントを取りたい方
- 仕事にやたらと細かい方
- 口が悪い方
工事現場では、そのような方の機嫌を上手くとりながら、コミュニケーションも取る必要があります。
少しだけ、我慢して合わせることができるなら大丈夫かもしれません。
確かに多くの仕事でも、気の合わない方にも多少は合わせることが求められますからね。
しかし、「あなたみたいな方は苦手なので仲良くしたくない」という気持ちが明らかに態度に出てしまうなら土木業界は向いてないでしょう。
ここまでが、根本的に土木には向いていない方の特徴でした!
土木からおすすめの転職先5選
前項の「土木に向いていない方の特徴」に当てはまったなら、会社を変えても解決しません。
なぜなら、根本的に土木に向いていないからです。
たとえば、車の運転が根本的に苦手な方が乗る車を変えたところで解決しないのと同じです。
ですので、その場合は土木から転職をしてもいいと思います。
世の中には、たくさんの仕事があり土木がすべてではありません。
それに見切りを付けるなら早いほうがいいので、なるべく若いうちに自分に合った仕事を見つけましょう。
若いほど転職には有利になるので、ここからは土木からおすすめの転職先を5つ紹介します。
そのおすすめの転職先は以下5つです。
- 公務員
- 営業マン
- トラック運転手
- 工場作業員
- IT関連
では順番に「なぜおすすめなのか?」解説します。
公務員
土木からのおすすめ転職先1つ目は公務員です。
市役所の土木職として、工事の発注や予算計画、書類の作成や現場での立ち合いがメインになります。
立ち合いの工事現場は、部署によって違うでしょう。
たとえば、以下のような部署があります。
- 道路建設課
- 河川課
- 都市計画課
- 公園河川課
つまり土木職なら、あなたの施工管理の経験が公務員として活かせるはずです。
しかも、現場では手を汚して作業することもないですし気性の荒い職人と接する必要もないでしょう。
もし接する機会があったとしても、現場では発注者であるあなたのほうが立場が上になります。
そのため、キツイ口調で怒鳴られたりする心配はないと思います!
なお土木業界が人手不足なのは、民間だけではありません。
なので、これまでの経験を活かす転職をしたいなら土木職の公務員がおすすめです。
土木経験者なら、「社会人採用者枠」という試験に合格すると公務員になれます。
これは一言でいうと民間企業での経験がある方を採用する制度です。
ちなみに僕の知り合いも7年ほど民間の建設会社で働いたあと試験を受けて公務員になりました。
もちろん公務員も大変ですが民間の土木会社から公務員になると、休日数が倍になったり、賞与が確実にもらえたりと労働環境が一変します。
下記の記事で土木公務員のホワイトな実態を紹介しているので、興味があれば参考にしてください。
正直、安定を求めるなら公務員が1番だと思います。
上記の記事では公務員のメリットや公務員になる方法も解説しているので、参考になれば幸いです。
営業マン
土木からのおすすめ転職先2つ目は営業マンです。
営業マンも人手不足であり、特に学歴も求められないので転職のハードルは低めでしょう。
確かに、顧客との人間関係はありますが「お客さんだから」と思えば、気性の荒い職人と工事現場で働くよりもいいのではないでしょうか?
実際、僕の先輩も土木の専門学校を卒業して数年ほど土木業界で働いたあと、営業マンに転職しました。
その先輩は真面目で穏やかな方で、見た目はとても土木業界で働くようには見えない方です。
だからこそ土木業界が合わなくて転職をしたようですが、今では成績トップの営業マンとして活躍しています!
そんな事例もあるので心機一転、まったく違う職種にチャレンジしてみるのも十分ありかもしれません。
営業マンも土日休みの企業が多いですからね。
ちなみに営業マンへの転職なら、就職Shopとマイナビ転職AGENTがおすすめです。
就職Shopは20代の就職と第二新卒の転職に特化したサービスであり、営業職の求人を非常に多く保有しています。
ちなみに就職Shopで紹介されるのは、すべて「未経験OK」の求人で、書類選考がありません。
そのため誰でも面接まで進めますし、営業職も人手不足なので採用される可能性は高いでしょう。
ただ就職Shopは20代に特化した転職サービスです。
なので30代で土木から営業マンに転職したい方は、マイナビ転職AGENTに相談してみましょう。
マイナビ転職はすべての年代に対応しており、幅広い職種の求人を保有しています。
また業界に特化した専門の転職サービスも複数運営しているので、土木から未経験の職種に転職する方は登録しておきましょう。
転職のプロが、完全無料で充実したサポートをしてくれるので初めての転職活動でも安心です。
トラック運転手
土木からのおすすめ転職先3つ目はトラック運転手です。
トラック運転手は、基本的に1人で仕事をするので人間関係が苦手な方にはおすすめの転職先になります。
土木業界で働いている方なら、ダンプの運転経験があるのではないでしょうか?
つまり、大型や4tダンプに乗ったことがあればトラックの運転にも役立ちます。
確かに、まったく違う職種ではありますが乗用車しか乗ったことがない方よりも運転に慣れるのは早いでしょう。
実際、僕もトラック運転手への転職を考えていた時期があり、大型免許まで取得しました。
当時はブラック企業で働いており、人間関係も最悪だったので・・・
そんなことがあって「1人で仕事をしたい」と思っていたことがトラック運転手への転職を考えた理由です。
なので、土木業界の超めんどくさい人間関係に疲れた方にトラック運転手はおすすめです。
運転が苦にならず、楽しいと感じる方には天職かもしれません。
そして土木からトラック運転手への転職は、dodaを推奨します。
dodaは30代以降の方も利用しやすく「未経験OK」や「大手企業」の求人も多数です。
工場作業員
土木からのおすすめ転職先4つ目は工場作業員です。
工場も学歴に関係なく就職ができ、1人で黙々と仕事をすればいいので人間関係の悩みは少ないでしょう。
仕事もシンプルで、覚えてしまえば同じことを繰り返していけばOKで土木のような細かい作業はありません。
ちなみに僕が働いている建設会社は、ある工場の敷地内をよく工事します。
そのため、工場作業員の方の仕事を目にする機会も多いのですが、みんな仲が良く楽しそうに仕事をしています。
もちろん会社によるかもしれませんが、これが工場作業員の実態であると思います!
工場作業員は、毎日同じ場所で同じことをするので人によっては飽きてしまうかもしれません。
でも、逆にそれが苦にならない方には向いているでしょう。
土木は、現場によって仕事が変わるので覚えるまでが大変ですし、失敗すれば会社に大損害を与えてしまうこともありますよね。
なので、もっと仕事内容も人間関係も気楽に働きたい方は工場作業員への転職を検討しましょう。
リクルートエージェントなら、「もっと楽な仕事がしたい」や「人間関係が少ない仕事がしたい」などの希望について最大限の考慮をしてくれます。
リクルートエージェントのアドバイザーは土日でも面談してくれるなど、対応が早いと評判です。
何より利用者の96%を転職成功に導いてきた実績があるので、安心なのではないでしょうか?
IT関連
土木からのおすすめ転職先5つ目はIT関連です。
プログラミングやシステムエンジニアなどIT関連の仕事はたくさんあります。
今は完全にITの時代ですし、これからも需要は高まっていくでしょう。
IT関連の仕事の魅力は、若い方もスキルが付けばフリーランスや独立も可能なことです。
しかもパソコンさえ準備すれば、副業から始められる仕事もあります。
実際、僕も3万円の中古パソコンを買って副業でブログを始めました!
ブログやWebライターなら、特別な知識がなくても文章が書ければ誰でも今日から始められます。
さらに、自宅で仕事ができるので人間関係のストレスはもちろん0です。
なので、土木からの新しいチャレンジとしてIT関連に飛び込むと人生の可能性は無限に広がるでしょう。
20代なら、IT企業に転職をして給料をもらいながらスキルを磨く選択肢もあると思います。
パソコン1台が商売道具になる時代なので、本当におすすめです。
土木から転職について、さらに詳しくは下記の記事をご覧ください。
土木からの転職におすすめのサービス3つ
どんな経緯があって土木業界に就職されたかは分かりませんが、向いていないなら転職すればいいだけです。
そこで、ここからは土木からの転職におすすめの転職サービスを3つ紹介します。
転職サービスは前項でも少し紹介しましたが、土木から転職する際は、ここから紹介するサービスには必ず登録しましょう。
なぜなら、これらの転職サービスには以下4つの共通点があるからです。
- 大手であること
- 完全無料であること
- 全国に対応していること
- 幅広い職種の求人を探せること
つまり金銭的なリスクもないですし扱う職種も幅広いので、「まだ何の職種に転職するか?」決まっていない方にもおすすめです。
では、順番にそれぞれの転職サービスの特徴を解説します。
リクルートエージェント
おすすめの転職サービス1つ目は、株式会社リクルートが運営するリクルートエージェントです。
リクルートエージェントは、いまやネット広告などで多く宣伝されているため認知度も高いと思います。
だからこそ、あなたも聞いたことがあるのではないでしょうか?
このリクルートエージェントには40年の歴史があり、これまで多くの転職成功者を輩出してきました。
40年で培った転職ノウハウを基に、求職者たちを理想の転職先へと導きます。
その証拠に、リクルートエージェント経由で転職した方の入社後6ヶ月以内の離職率はたったの4%です。
要するに、ほとんどの方が内定を決めただけでなく、早期退職することなく続けているのです!
もし企業に紹介した方が6ヶ月以内に退職した場合、リクルートエージェントは企業へ紹介料を返金する義務があります。
つまり内定をもらえても、求職者にすぐに退職されたらリクルートエージェントとしても事業になりません。
そのため、キャリアアドバイザーも真剣になって求人を紹介してくれるのです。
ここが、転職サービスとハローワークの大きな違いでしょう。
ちなみに、リクルートエージェントは利用者の都合に合わせて対応してくれます。
- 土日もOK
- 平日の夜でもOK
なので、平日は残業で忙しい施工管理技士の方も利用しやすいですし、「対応が早い」と評判なので最短での転職もできます。
転職サービスで迷ったら、離職率4%のリクルートエージェントに登録しておけば間違いはないでしょう。
リクルートエージェントの登録方法などの詳細は、下記の記事をご覧ください。
マイナビ転職
おすすめの転職サービス2つ目は、マイナビ転職です。
業界トップクラスの会員数・求人数を誇っています。
1番の特徴は、業界・ターゲットに特化した専門サイトをいくつも併設していることです。
たとえば、こんなサイトがあります。
- 介護で探すならマイナビ介護職(業界に特化)
- 派遣で働きたい方のためのマイナビスタッフ(ターゲットに特化)
その中でも、マイナビ転職AGENTなら若手の転職に幅広く対応しています。
さらに、転職活動のスケジュール管理をすべて代行してくれるので在職中の方には便利でしょう。
すべての年代に対応している転職サービスですが、若手の採用には特に強みがあります。
なので、20代で土木から転職したい方には超おすすめです!
マイナビ転職のメリットなど、もっと詳しくは下記の記事でご覧になれます。
doda
おすすめの転職サービス3つ目は、doda(デューダ)です。
こちらも業界トップクラスの求人数があります。
その中で、地方の求人数の多さは他の転職サービスのどこにも負けません。
そのため、「転職をキッカケに地元に帰りたい」などで地方の求人を探したい方におすすめです。
ちなみに公式サイトでは、気軽に求人を見たり便利なツールを無料で利用できます。
dodaに登録しておくだけでも、すきま時間にSNSを楽しむような感覚があると思います!
さらに、求人を探さなくてもdodaにはスカウトサービスといって、企業から直接オファーが来るシステムもあります。
だからこそ、忙しくて求人を見る暇もない土木施工管理技士でも利用しやすいですよ。
申し込むと転職サポートを受けられますが3ヶ月と期限があるので、そこはご注意ください。
ただし期限がある分、転職サポートは充実しているので、早くて確実な転職はdodaで決めましょう。
dodaの詳細は下記の記事をご覧ください。
土木施工管理技士はやめとけ?【現場監督は大変】
ここまで、土木から転職したい方のために以下を解説してきました。
- 土木に向いていない方の特徴
- 土木からおすすめの転職先
- おすすめの転職サービス
ここまで読んでいただいて、土木業界に見切りを付ける覚悟ができたでしょうか?
できた方は先ほど紹介した転職サービスに、ひとまず登録してみて土木からの転職活動を進めていきましょう。
もし「まだ土木からの転職に踏み切れない」という方は、もう少しだけお付き合いください。
現在のあなたは土木業界で働いており、何か事情があって転職を検討されているのだと思います。
ちなみに僕は新卒で「現場監督見習い」、つまり土木施工管理技士として就職した経験があります。
その経験から思いますが、土木施工管理技士は大変な仕事ですよね!
現場監督として、その工事現場の全責任を背負うことになりますからね。
- 現場で大事故が起きた
- 作業員が施工ミスをした
上記のようなことでも、すべて現場監督の責任になります。
もちろん、現場の利益から何まで現場監督にかかっていますよね。
しかも、現場の作業が終わったあとも書類の作成などをする必要があるので、残業も当たり前です。
このように、「責任が重いこと」や「拘束時間が長いこと」から決して楽な仕事ではありません。
だからこそ、「土木施工管理技士なんてやめとけ」という声も多く聞きます。
僕も新卒の頃なんて、仕事は分からないことだらけな上に、人間関係も最悪で結果として1年で退職をすることになりました!
そのあとは結局、土木業界に復帰しましたが「土木施工管理技士はやめとけ」と言いたくなる方の気持ちはよく分かります。
ちなみに土木施工管理技士の転職については、下記の記事を参照してください。
確かに大変な仕事なのは間違いないですが、市場価値は高く土木・建設業界では最も高収入が狙える仕事でもあります。
加えて人手不足もあり、土木施工管理技士の需要はどんどん高まっています。
なので土木から転職することに、まだ後ろめたさがあるなら、ここからの本記事を参考にもう1度だけ考えてみましょう。
- 本当に土木を辞めたいのか?
- それとも会社に原因があるだけなのか?
もし後者なら、会社を変えるだけで解決できる可能性が十分ありますよ。
土木から転職を考えてしまう理由5つ
今の仕事を長く続けていると、誰でも1回は転職を考えてしまうと思います。
そして、土木から転職を考えてしまうのは大半が以下5つの理由ではないでしょうか?
- 自分に向いてないと思うから
- 残業が多いから
- 仕事中は常に危険があるから
- 人間関係に疲れたから
- 休日が少ないから
では1つずつ解説していくと共に、解決策を考えていきましょう。
自分に向いてないと思うから
土木から転職を考えてしまう1つ目の理由は、自分に向いてないと思うからです。
これは、若手の方の多くが当てはまるのではないでしょうか?
実際、仕事で失敗したり思うような成果が出ないと「この仕事は向いていないかも?」と思ってしまいますよね。
僕も新人のときは、単純なミスでも何回もしていましたし、上司からも「お前はこの仕事に向いていない」とハッキリ言われました。
確かに、土木業界は向き不向きが激しい業界だと思います。
土木に向いていない方の特徴は、先述した通りですね。
しかし、勘違いしてはならないことがあります!
それは、失敗したからといって向いてないと判断するのは早いということです。
なぜなら、新人に失敗は付き物ですし、慣れてないことなら失敗するのも当然でしょう。
たとえば、初心者ドライバーのときに車をぶつけてしまうのは、よくあることですよね。
だからといって、「運転に向いてない」とはならないと思います。
それより、「慣れればOK」なだけです。
特に土木は現場によって行う作業が変わるため、慣れるまでは時間がかかる上に経験が必要です。
そのため、ベテランであっても細かい失敗はあります。
だからこそ、失敗したくらいで向いてないと判断するのは早いかもしれません。
「経験不足により今はできない」のと「向いてない」を混同しないようにしましょう。
残業が多い
土木から転職を考えてしまう2つ目の理由は残業が多いことです。
先ほども少しお話しましたが、土木施工管理技士に残業は当たり前です。
8時~17時まで現場で作業したあと、デスクワークが残っていますからね。
発注者に提出する書類が間に合わないときは、夜中まで残業することもあるでしょう。
つまり、定時上がりの方に比べると自分の時間がとても少ない業界です。
正直、家庭をお持ちの方からすれば残業が多いのは厳しいと思います。
「夕方には帰宅して家族と過ごしたい」と思えば、土木から転職を考えてしまうのは当然かもしれません。
だからこそ、プライベートを充実させたい方は、土木に向いていないということでした。
しかし、土木施工管理技士にも残業なしの会社はあるはずです。
なので、残業が多いことにウンザリしているなら会社を変えてみてはいかがでしょうか?
もし土木施工管理技士になることに、こだわりがないなら作業員に転職する選択肢もいいかもしれません。
土木作業員なら、ほとんど残業はありませんからね!
仕事中は常に危険があるから
土木から転職を考えてしまう3つ目の理由は仕事中は常に危険があるからです。
実際、土木の工事現場には常に危険がたくさんあります。
危険な要素は、以下のようなことですよね。
- 重機
- 重量のある資材
- 高所での作業
たとえば、重機に挟まれたり高所から落下などの一瞬のミスで命を落とす業界です。
そのような現場事故が、全国のいろんな現場で起こっています。
そんなニュースを見ると、「明日は我が身かも」と思えてきて他人事ではないですよね。
若いうちはいいかもしれませんが、年を取って身体が衰えてくると危険も増すと思います。
だからこそ、「こんな危険な仕事を一生やるのか?」と転職が頭をよぎることもあるでしょう。
正直、これについては「焦らない」や「気を付ける」しか対策がありませんね!
人間関係に疲れたから
土木から転職を考えてしまう4つ目の理由は人間関係に疲れたからです。
確かに、どの仕事でも人間関係の悩みはあると思います。
それでも、土木業界の人間関係は超めんどくさいですよね。
だからこそ、人間関係の構築が苦手な方は土木に向いていないのですね。
しかし苦手なのではなく、今の会社の人間関係に疲れただけなら解決できる余地は十分あります。
なぜなら、同じ土木業界でも会社が変われば人間関係も確実に変わるからです。
実際、僕も以前の会社の人間関係は最悪でした!
でも、別の建設会社に転職したら人間関係が驚くほど改善されましたし、働きやすさも良好になったのです。
もしかしたら、土木が嫌になったのではなく、転職したい原因は今の会社の人間関係かもしれませんよ。
それなら、土木業界から転職するのはまだ早いと思います。
たとえば大手のゼネコンやサブコンの場合、従業員も多いのでその分、人間関係もめんどうなことが増えます。
大手企業は安定しているように見えますが、実際めんどうなことも多いです。
「今の会社の人間関係に疲れたけど、まだ土木は続けたい」とお考えなら、従業員数が少ない中小企業で働いてみてはいかがでしょうか?
ちなみにサブコンからの転職については、以下の記事が参考になりますよ。
休日が少ないから
土木から転職を考えてしまう5つ目の理由は休日が少ないからです。
土木業界では、まだまだ週休1日の企業も多く、土曜日も祝日も仕事な方がほとんどでしょう。
つまり、年間休日数でいうと約60日しか休んでいないことになります。
「世間は3連休です」みたいなニュースに嫌味を感じるのは、土木業界あるあるではないでしょうか?
しかし、土木業界で働き方を見直す企業も増えてきています。
さらに、先ほど紹介した転職サービスなら条件として「土日休み」と指定して求人を探すことも可能です。
なので、「もう少し休日があれば」とお考えなら、土日休みの企業に転職をすれば解決するかもしれません。
以上、この5つが土木から転職を考えてしまう理由でした!
会社を変えると、あっさり解決できることもあるので「本当に土木を辞めたいのか?」見直すキッカケになれば幸いです。
ちなみに当ブログでおすすめする転職サービスには、土木業界に特化しているサービスもあります。
正直、土木業界から土木業界へ転職するなら、助太刀社員やRSG Construction Agentがおすすめです。
この2つは、土木・建設業界に特化した転職サービスになります。
あなたが業界の経験者なら、間違いなく好条件の求人を紹介してもらえると思います。
20代で土木施工管理技士から転職はあり?
もし自分が根本的に土木に向いていないと思うなら、20代でも土木施工管理技士から転職するのはありだと思います。
仮にいま無理をして続けたとしても、いつか限界が来るでしょうから転職するなら若いうちがいいですしね。
しかし、20代から土木施工管理技士として働いていると10~20年後には貴重な人材になっていることは間違いありません。
その理由は、その頃には土木施工管理技士の人手不足がもっと深刻化しているからです。
施工管理は潰しが効かないなんて言われていますが、個人的に「そんなことはない」と思っています。
詳しくは、下記の記事をご覧ください。
施工管理で鍛えた、以下のスキルと経験は他の職種でも必ず活かせるでしょう。
- CADなどのパソコンスキル
- 現場を背負うプレッシャーに耐えた経験
- 昭和風のめんどうな人間関係のなかで仕事した経験
そう考えると20代で転職してしまうのは、もったいない気もしますよね。
本記事をここまで読んでいただいて「会社を変えれば続けられそう」と感じたなら、もう少しがんばってみましょう。
20代なら、選択肢がたくさんあって迷う時期です!
「土木施工管理技士を続けるか?」それとも「新しい業界へ転職するか?」のヒントが本記事で見つかると嬉しいです。
現場監督から異業種への転職に覚悟すること
中には、どうしても現場監督に限界を感じて、異業種への転職を決めた方もいると思います。
その場合は、収入が下がることだけは覚悟して転職をしましょう。
何かを求める以上は、何かを諦めないといけません。
土木の現場監督なら、社会的な価値が高い職種なので高収入なほうでしょう。
残業の割に安いとしても、それでも他の仕事より月給はいいと思います。
そこから異業種に転職をするなら、収入が下がってしまう可能性は高く、未経験の業種なら間違いないでしょう。
つまり現場監督からの転職の場合、何かを求めたら収入が下がることを諦める必要があるということです。
独身の方なら何とかなると思いますが、家族がいる方はよく話し合ってから決めましょう。
現場監督から異業種への転職について、さらに詳しくは下記の記事をご覧ください。
転職は、人生の中でも大きな決断です!
失敗しないためにも、次項で解説させていただくことを参考にしてください。
土木業界からの転職を成功させるポイント
転職を成功させるには、以下2つのポイントがあります。
- 明確な転職の目的を決める
- プロの支援を受ける
実際、僕も転職をして年収100万のアップに成功した経験があります。
その経験を基に解説します。
明確な転職の目的を決める
「何のために転職をするのか?」明確な目的を決めて転職活動をしましょう。
つまり、転職に求めることがハッキリしていないと失敗する可能性が高いです。
- 休日数を増やしたい
- 身体の負担を減らしたい
このように、土木業界で働いていたときと比べて改善するポイントを明確にすることが大切です。
たとえば、プライベートを充実させたくて土木から転職をするのに、長距離のトラック運転手に転職をするのはどうでしょうか?
当然、人間関係のストレスは減りますが、家に帰れないのでプライベートを充実させるのは難しいですよね。
こんな失敗をしないためにも、明確な転職の目的を決めましょう。
その目的さえハッキリすれば、あとはプロに相談するだけです!
プロの支援を受ける
プロの支援とは、ここまで紹介してきた転職サービスのキャリアアドバイザーのことです。
あなたが転職先に求めることを伝えれば、それを叶えてくれる企業を紹介してくれます。
しかも転職サービスによっては、企業に直接訪問して調査を行っている場合もあります。
- 労働環境に問題がないか?
- 未経験でも安心して働けるか?
- 社風はどんな感じか?
転職のプロが調査して「この企業は大丈夫だ」と判断された求人のみを紹介するので、ハローワークより安心感があるでしょう。
ですので、あなたは転職の目的さえ決めれば、あとはキャリアアドバイザーに任せるだけです。
さらに、求人を紹介するだけでなく面接日や入社日の調整などスケジュール管理も代行してくれます。
加えて、履歴書の書き方や面接対策のサポートもしてくれるので、自分で1から転職活動をするより圧倒的に手間が省けますね。
実際、ハローワークで求人を探すのは超めんどくさいですし、ブラック企業にも平気で応募させます。
なので転職には、転職のプロの支援を受けるのが賢い選択だと思います!
当ブログがおすすめする転職サービスから、あなたに合いそうなサービスを選んで転職を成功させましょう。
またリーマン建築士のざっくり解説を運営されている「たけし様」の下記の記事では、建築・不動産に特化した転職サービスを紹介されています。
まさに土木から建築or不動産業界への転職を考える方には、非常におすすめの記事です。
それぞれの転職サービスの特徴が網羅されているため、この記事1本で建築or不動産業界への転職活動を開始できるでしょう。
おすすめのターゲット層も紹介しているので、「どの転職サービスを使えばいいか分からない」という方も安心です。
たけし様の記事は、下記からご覧になれます!
まとめ:土木からの転職は慎重に
実際、土木は現場監督でも作業員でも大変な仕事です。
なので、土木から転職を考えてしまうのは当たり前かもしれません。
しかし、需要がある職種なので安易に転職をするのはもったいないです。
だからこそ、会社を変えれば続けていけそうなら、もう少しがんばってみましょう。
「上司がダメ」や「この会社がブラックなだけ」などが原因で、土木に向いていないとは限らない可能性もあります。
ただし根本的に土木に向いていないと判断されたなら、異業種に転職もOKだと思います。
ちなみに、土木に向いていない方の特徴は以下でした。
- 1人が好きな方
- プライベートを充実させたい方
- 人間関係の構築が苦手な方
世の中に仕事はたくさんあるので、土木にこだわる必要もありません。
本記事が後悔のない選択をするための手助けになれば幸いです。
しっかりと転職の目的を明確にして、転職活動をしていきましょう。
以下の記事に土木の転職についてまとめてあるので、興味があれば参考にしてください。