施工管理は、潰しが効かないので転職はできないのでしょうか?
結論から言いますが、決してそんなことはなく転職は十分できます。
実際、僕も新卒で施工管理として就職し、わずか1年で辞めてしまいました!
しかし、そのあとすぐに再就職できましたし「施工管理の経験が活きている」と実感もしています。
確かに施工管理は、専門性も高く特殊な仕事なので他の仕事で活かせるスキルは少ないかもしれません。
でも、これまでの経験がすべて無駄になることはありません。
つまり「施工管理の経験をどう活かすか?」は、あなた次第なのです。
そこで本記事では、実際に施工管理から転職をした僕の経験を基に「施工管理は潰しが効かない」は嘘である理由を解説します。
さらに「施工管理のやめどき」と併せて、「施工管理から転職する具体的な方法」も解説するので、ぜひ参考にしてください。
施工管理は潰しが効かないのか?
結論ですが施工管理は、まったく潰しが効かないわけではありません。
その理由は、施工管理の仕事で確実に磨かれている能力があるからです。
たとえばパソコンで書類を作ったり、いろんな方と仕事をすることで並み以上のコミュニケーション能力があると思います。
さらに、下積み時代で忍耐力も鍛えられたはずです。
実際、どんな仕事でも忍耐力とコミュニケーション能力は必要ですよね。
つまり以下のことは、転職しても必ず役に立つでしょう。
- 忍耐力
- 書類を作った経験
- いろんな方と仕事をした経験
そもそも、まったく潰しが効かない職業は存在しないと思います。
あなた自身が経験したことを「今後どう役立てるか?」は結局あなた次第です。
確かに、施工管理の経験が「介護職」や「飲食店」では役に立たないかもしれません。
でも、直接的には役に立たなくても、間接的には役立つ場面はたくさんあるでしょう。
施工管理は潰しが効かないと言われる理由
施工管理が潰しが効かないのは「他の職業で使えるスキルが何も身に付かないから」と言われています。
つまり専門性が高い職業ほど「潰しが効かない仕事」とされるのです。
なので、もし施工管理を辞めてしまったら専門性が高すぎたことで、その経験は「他の仕事に応用できない」ということです。
確かに施工管理は、土木・建築業界などの専門的な技術が必要な仕事です。
でも、専門性が高い職業なんて世の中にたくさんあります。
それなら、潰しが効かないのは施工管理だけの話ではない気がしませんか?
たとえば、医者も同じだと思います!
もし医者を辞めてしまったら、それまでの経験が直接的に役立つ仕事がそんなにあるでしょうか?
他にも、公務員の経験が役に立つ会社員の仕事も多くはないですよね。
つまり「専門性が高い職業は潰しが効かない」と言ってしまえば、ほとんどの仕事が該当してしまいます。
なので、先ほどもお伝えしたように施工管理の経験が直接的に役立つ職種は少ないでしょう。
しかし、あなたの考え方次第で間接的に役立てることは可能です。
ですので、「潰しが効かない」なんて意見は気にする必要はないと思います。
仮に畑違いの業界に転職しても、「施工管理の経験をどう活かそうか?」考えてみましょう。
どうしても活かすのが難しいなら、1からスキルを高めていけばOKなだけです。
施工管理をすぐ辞めるのは転職に悪影響?
「施工管理をすぐ辞めるのは転職に不利になるかも?」と無理をして続けている方も多いのではないでしょうか?
ですが、懲戒解雇とかじゃないなら施工管理をすぐ辞めても転職に悪影響はしないはずです。
実際、僕も新卒から1年ちょっとで施工管理を辞めた人間です。
割とすぐ辞めたほうですが、次の転職先はスムーズに決まりました。
あくまで僕の場合ですし、当時は22才と若かったことも関係あるでしょう!
しかし、それ以外にも施工管理をすぐ辞めても転職に悪影響しない理由は以下の2つが考えられます。
- 施工管理が激務なのは有名だから
- 若手の転職は珍しくないから
正直、施工管理は「仕事が生きがい」のような人間じゃないと一生続けるのは難しいと思います。
実際に施工管理技士が「過労で倒れた」は、よくある話です。
なので、転職先の企業もそこまで気にしないでしょう。
逆に、施工管理をすぐ辞めたことが原因で不採用にするなら、その企業に就職するのは危険かもしれません。
あと、今は昔のように1つの会社で定年まで働く時代でもありません。
大手企業やゼネコンでも、終身雇用が崩壊している時代ですからね。
こんな時代だからこそ、施工管理も含めて若手の転職は、まったく珍しいことじゃないのです。
若手や第二新卒を求める企業はたくさんあるので、施工管理をすぐ辞めても問題ないでしょう。
施工管理のやめどきの目安4選
いざ転職をしようと思っても、施工管理のやめどきが分からずズルズルと働き続けてしまいがちですよね。
僕も新卒でブラック企業に就職して入社3ヶ月くらいで「やめたい」と思いましたが、やめどきが分かりませんでした。
その結果として1年ちょっと働き続けてしまいました!
ただ、そのようにズルズルと働くのは時間の無駄なので早く転職をしたほうがいいです。
そこで、ここからはあくまでも目安ですが施工管理のやめどきを解説するので、ぜひ参考にしてください。
もし以下4つに当てはまるなら、既に施工管理のやめどきを向かえています。
- 会社がブラック
- 人間関係が悪い
- 明るい未来をイメージできない
- 施工管理に未練がない
では順番に解説します。
会社がブラックなら辞めてOK
これは経験から断言できますが、ブラック企業で働くほど人生の時間が無駄なことはありません。
なので、あなたが働いている会社がブラックなら迷うことなく辞めましょう。
正直、この場合はやめどきが過ぎています。
ちなみに、以下の特徴に該当するならブラック企業の可能性が高いです。
- 有休を取らせない
- 休日出勤が当たり前
- 拘束時間が長い
- 時間に対して給料が安い
- 従業員の入れ替わりが激しい
ブラック企業だと確信したら、明日にでも退職してOKだと思います。
人間関係が悪いなら辞めてOK
人間関係が悪い場合も、施工管理のやめどきを向かえています。
なぜなら他人を変えることはできないですし、あなたが辞めない限り会社の人間との付き合いは続くからです。
実際、施工管理の仕事は上司などとの人間関係が生命線です。
職場の人間関係が悪いとして、その上司が退職するまで待てるでしょうか?
普通に考えると気が遠くなりますし、悩む時間だって無駄になります。
ですので、人間関係の悪さを確信したときも施工管理のやめどきですよ。
明るい将来をイメージできないなら辞めてOK
施工管理を続けたとして5年後、10年後に明るい未来をイメージできるでしょうか?
- 仕事を楽しんでいる自分
- 施工管理に誇りを持つ自分
- 人生に満足している自分
もしも明るい未来のイメージがまったくできないなら、それも施工管理のやめどきだと思います。
その状態で、5年も10年も続けるのは正直しんどいでしょう。
ちなみに、「いまの上司の姿が自分の10年後」とはよく言ったものです。
これは意外にその通りなので、上司を見て「自分もこうなりたい」と思えるでしょうか?
僕の場合は、逆に「オレはこんな中年にはなりたくない」としか思えませんでした!
そのように、施工管理を続けた未来にポジティブなイメージがないなら、今がやめどきです。
施工管理に未練がないなら辞めてOK
シンプルに施工管理の仕事に「未練がない」と思えるなら辞めてもOKでしょう。
考えてみてほしいんですが、あなたのやりたい仕事は本当に施工管理だったでしょうか?
ただ流されるがままに生きてきた結果、たどり着いたのが施工管理だった方も多いはずです。
正直、僕もそのパターンです!
それなら、無理して施工管理をやる必要はありません。
しかも、これに気づいたら未練もないでしょう。
以上この4つが目安ではありますが、施工管理のやめどきでした。
1つでも該当するなら、施工管理のやめどきを既に向かえています。
実際に僕が施工管理を辞めてよかったと思うこと3つ
僕が、施工管理を辞めてよかったと思うことは以下の3つです。
- 自分の時間が増えた
- 気楽に仕事ができるようになった
- 後悔のない転職ができた
ちなみに、僕は2級土木施工管理技士を持っていますが、いまは土木作業員と重機オペレーターとして働いています。
でも、元々は新卒採用で施工管理技士として建設業界に入った人間です。
ただ先述したように、あまりにもブラック企業だったので1年で施工管理は辞めています。
そのあとは土木作業員として1からスタートして、さまざまな資格も取得しました!
なので、将来的には施工管理として再び働くことも視野に入れています。
しかし1度は施工管理を辞めた経験から「辞めてよかったこと」を解説していくので参考になれば幸いです。
では順番に解説します。
自分の時間が増えた
施工管理を辞めてから、圧倒的に自分の時間が増えました。
作業員は、残業がほとんどないので基本的に毎日18時には帰宅できます。
それに加えて、毎週ではないですが土曜日も休めるようになったのも大きいです。
施工管理技士として働いていた頃は、残業も当たり前で1日12時間も拘束されていましたからね。
さらに休日も日曜日だけな上に、そのせっかくの休日も仕事のことを考えてしまっていました。
要するに、施工管理は自由が少なすぎます。
しかし辞めた今は、自分の時間も増えたので本当によかったと思っています。
気楽に仕事ができるようになった
もちろん土木作業員も楽じゃないですが、施工管理に比べると責任は軽いです。
だからこそ、少しは気楽な気持ちで仕事ができるようになったのは良かったです。
施工管理は、工事現場のすべての責任を負わされるので、間違っても気楽とは言えませんよね。
そのように、責任の重い施工管理を経験していると他の仕事ならある程度は気楽に働けるでしょう。
また、休日に仕事のことも考えなくなりました。
つまり施工管理を辞めると、仕事中だけでなくプライベートのときも気持ちが楽になりますよ。
後悔のない転職ができた
この「後悔のない転職ができたこと」は、中々レアな経験だと思います。
正直、施工管理を辞めて転職したことに1mmの後悔もありません。
なぜなら、転職して当時の悩みすべてが解決したからです。
- 給料もアップ
- 人間関係も改善
- 働きやすさも改善
- 気持ちも楽になった
つまり、転職して悪くなった部分は1つもないのです。
これは意外に珍しいケースではないでしょうか?
普通なら1つくらいは、「前の会社のほうがよかった」と思えることがあるはずですからね。
たとえば、以下のような感じですね。
- 給料は上がったけど、人間関係は前の会社がよかった
- 働きやすくなったけど、給料は下がってしまった
当時の僕の転職活動では、こんなことが本当にありません。
このように、施工管理を辞めたことで後悔のない転職ができたのは良かったですし、貴重な経験ができました。
要するにブラック企業から転職すると、そのあとは良いことばかりなのかもしれません。
施工管理技士が転職先に求めるべきこと4つ
ここまで読んでいただいて、施工管理のやめどきを既に向かえているなら転職をおすすめします。
入社から1年未満とか、すぐに辞めても転職に悪影響するケースも少ないですからね。
むしろブラック企業や最悪な人間関係の中でズルズルと働くほうが損します。
「潰しが効かない」という声も気にする必要はないので、転職活動を始めましょう。
そこで僕の経験を基に、施工管理の転職についてアドバイスさせていただきます!
早速ですが、「転職先に求めること」を明確にすることがポイントになります。
確かに職種も大事ですが、ここが明確になっていないと仕事も探しようがありません。
なので、本記事では「おすすめの職種」じゃなく「施工管理技士が転職先に求めるべきこと4つ」を解説します。
そして、求めるべきことは以下の4つです。
- 働きやすい環境なこと
- 残業がないこと
- しっかり休めること
- 生活できる年収がもらえること
では順番に解説しましょう。
働きやすい環境なこと
特に若手の方が施工管理技士から転職するなら、働きやすい企業に転職することが1番です。
その理由は、働きやすい環境こそが最も成長できるからです。
たとえば上司との人間関係も最悪で、メンタルも消耗するばかりの企業では成長は見込めません。
そんなギクシャクした企業は、間違っても働きやすいとは言えないでしょう。
なので、なるべく転職には「働きやすさ」を求めてほしいと思います!
でも、転職先の社風や労働環境などは入社するまで分からないですよね。
しかし後述する転職サービスでは、企業へ定期的な取材を行っているので、ある程度の労働環境は把握しています。
つまり、社風や企業の雰囲気などを予め知った上で転職できるので、ハローワークから応募するより安心感があるでしょう。
残業がないこと
今までは施工管理技士として、たくさんの残業をしてきましたよね。
ブラック企業なら、サービス残業だったかもしれません。
だからこそ、転職をするなら次は残業がない職種がおすすめです。
確かに、しっかり残業代が出る企業ならそこまで問題ないでしょう。
でも、今は残業で稼ぐような時代ではありません。
たとえば、もっと収入が必要なら仕事を定時で終わらせて副業で稼ぐ時代だと思います。
実際、そのほうが充実度も高いでしょう。
つまりは、「自由な時間を多くすることに焦点を当てていこう」ということです。
自分の時間を会社に売りまくって稼ぐのは、もう時代遅れですよ。
しっかり休めること
正直、週休1日では疲れが取れませんよね。
でも施工管理を始めとした建設業界は、まだまだ週休1日の企業が多い状況です。
なので、転職する機会に「しっかり休めるか?」も基準にしながら転職活動をしてみましょう。
前項のお話と少し似ていますが、会社で働きまくっても、そこまでリターンは得られない時代です。
ですので、できるだけ施工管理よりも休日数が多い仕事を探してみてはいかがでしょうか?
転職サービスなら、「土日休み」や「週休二日制」と条件を指定して求人を探すことができますので。
それなら、休日数が多い仕事も見つけやすいでしょう。
生活できる年収がもらえること
なるべく、今までの生活水準を維持できる年収がもらえることも忘れてはいけません。
ここまでは「働きやすさと自分の時間がある仕事を求めよう」と解説してきましたが、最低限の年収をもらうことは大切だと思います。
施工管理の給料は、意外にも高めなので適当に転職をすると年収がガクッと下がってしまう恐れがあります。
特に家庭をお持ちの方であれば、これだけは注意しましょう。
ちなみに転職サービスに相談すると、あなたの代わりに企業へ年収交渉をしてくれます。
そのため、面接時に自分の口から年収の話をしにくい方も安心です。
「何を1番に求めるか?」は、あなたの状況や考え方次第なので、少しでも参考になれば嬉しいです!
転職サービスに相談がおすすめ
転職は、ぜひ転職サービスに相談がおすすめです。
もし以下のように考えて転職活動ができずにいるなら、時間がもったいないです。
- 施工管理は潰しが効かないから転職は無理かも?
- すぐに辞めるのは転職に悪影響だからもう少し続けよう
転職サービスですが相談はもちろん、利用も完全無料になります。
なので、まずは相談だけでもしてみましょう。
ちなみに登録後には、担当のキャリアアドバイザーがマンツーマンで転職のサポートをしてくれます。
まずは面談をして、キャリアアドバイザーの方に「施工管理から転職したい」という現状を把握してもらいます。
併せて転職先に求めることも伝えます。
つまり、あなたの転職プランを理解してもらえれば、それにピッタリな求人を紹介してくれるのが転職サービスです。
本記事でお伝えしてきたように「施工管理は潰しが効かない」は間違いですし、実際に転職しなければ分からないこともあるでしょう。
何より、1人で悩んでいても現状は変わりません!
ですので、少しでも転職を検討しているなら転職のプロに相談してみませんか?
ちなみに転職サービスは、在職中の方でも問題なく利用できます。
そもそも在職中なら、忙しくて転職活動をする時間がないですよね。
そんな方のために、転職サービスには以下の配慮があります。
- 求職者の都合に合わせて面談を実施
- 面接から内定までのスケジュール管理を代行
施工管理をする方は普段から残業ばかりで休日も少ないと思います。
しかし転職サービスなら、こんな配慮があるため仕事をしながらでも余裕を持って転職活動ができます。
悩んでいるだけの時間は本当にもったいないので、まずは相談だけでもしてみましょう。
そこで下記の記事では、当ブログがおすすめする転職サービスを紹介しているので参考にしてください。
すべて完全無料で大手の転職サービスばかりです。
登録方法も画像付きで解説しているので、手順に従うだけで簡単に登録ができますよ。
まとめ:施工管理は潰しが効かないは嘘!【恐れず転職せよ】
「施工管理は潰しが効かない」というのは嘘です。
他の仕事に直接的には役に立たなくても、間接的になら役立ちます。
パソコンで書類を作ったことや多くの方と仕事をした経験は、必ず活かせるでしょう。
何より施工管理をしてきた方は、忍耐力なら誰にも負けないと思います。
だからこそ、「施工管理は潰しが効かない」という意見は無視して転職活動を始めましょう。
仮に、施工管理技士に就職して1年未満でも気にする必要はありません。
僕も1年ちょっとで辞めましたが、すぐ再就職できましたし!
なので、今の仕事をすぐやめる形になっても転職に悪影響はないでしょう。
本記事で紹介した「施工管理のやめどき」に該当するなら、もう施工管理には見切りを付けていいと思います。
あくまでも「何も求めて転職するか?」さえ明確にできたら、あとは転職サービスに相談するだけですから。
相談すれば、転職サービスのアドバイザーが希望に沿った求人を紹介してくれます。
完全無料で損をする心配はないので、まずは気軽に相談してみましょう。
転職は、人生の中でも重要な決断ですよね。
その重要な決断に失敗しないためにも、ぜひ転職サービスの利用をおすすめします。
ハローワークと違って、転職のプロが対応するので安心感がまるで違います。
もし、まだ何か不安があって転職をする決断ができない方は下記の記事も参考になります。
土木転職のおすすめについて、すべて解説しているので答えが必ず見つかりますよ。