土木転職サポートブログの英太です。
本記事は、施工管理のホワイト企業とブラック企業について解説します。
施工管理は建設業界の中でも花形の職種であり、正しいキャリアアップで年収1,000万円も狙えます。
しかし「施工管理は激務でブラック企業も多い」という声もあり、チャレンジする勇気を出せずにいませんか?
また「施工管理にもホワイト企業はあるのか?」も気になりますよね。
現実として施工管理はブラック企業が多いですし、多くの方が激務な労働で消耗しています。
だからこそ、まったく対策せずに転職活動をすると、ブラック企業に就職してしまい人生を無駄にする危険性があるでしょう。
そこで本記事では、施工管理のホワイト企業とブラック企業それぞれの特徴を紹介します。
またホワイト企業へ就職するために、最も大切なポイントもお伝えします!
超ブラック企業で施工管理を経験した僕の実体験をもとに解説するので、ぜひ参考にしてください。
結論を少しお伝えすると、ホワイト企業へ就職するにはプロのサポートが必須です。
KSキャリアは、施工管理の転職をサポートするプロであり、求人を掲載する企業の実態を熟知しています。
つまり、「あなたの適性に合っているか?」を考慮した上で求人を紹介してくれるので、ブラック企業へ就職してしまう可能性は低くなります。
ですのでホワイト企業で施工管理をやりたい方に、KSキャリアは必須の転職サービスです。
施工管理のホワイト企業を見つけやすい転職サービス3つ
せっかく施工管理として就職するなら、1発でホワイト企業に入社するに越したことはありません。
そこで、まずは施工管理のホワイト企業を見つけやすい転職サービスを3つ紹介します。
では1つずつ特徴を解説します。
KSキャリア
未経験から施工管理にチャレンジするなら、KSキャリアがおすすめです。
KSキャリアは、建設・建築業界への転職に強みがあり、施工管理の求人を専門に掲載しています。
「未経験歓迎」や「資格不問」の求人も多く保有しているので、初めての施工管理でも成長できる職場への就職を狙えるでしょう。
建設業界の転職事情を熟知したアドバイザーが求人の紹介から、内定まで徹底サポートしてくれるので安心してください。
充実のサポートで最短だと2週間で内定をGETできるため、早めの行動が肝心です。
利用も相談も完全無料なので、この機会にぜひ登録しておきませんか?
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RSG Construction Agent
施工管理の経験者の方には、RSG Construction Agentがおすすめです。
建設業界専門の転職エージェント【RSG Construction Agent】
なぜなら経験者向けの求人が多く、利用した方の99%以上が年収のアップに成功しているからです。
RSG Construction Agentも建設業界の転職には非常に強く、業界出身のアドバイザーが求職者の1人ひとりに付きサポートします。
このサポートも非常に充実しており、TVで紹介されたほどです。
しかもRSG Construction Agentでは、企業との面接にアドバイザーが同行する異例のサポートがあります。
そこで蓄積されたデータをもとに、採用されるための面接対策も提供してくれます!
さらには求職者が施工管理の経験者ならアドバイザーも強気で企業へ交渉するので、あなたが面接でお金の話をする必要はありません。
なので経験を活かし、年収アップを目的にしたホワイト企業への転職はRSG Construction Agentでどうぞ。
その他RSG Construction Agentの実績やサービス内容は、公式サイトでチェックできます。
建設業界への転職なら【RSG Construction Agent】
リクルートエージェント
最後に紹介するのは、業界最大手のリクルートエージェントです。
リクルートエージェントは建設業界だけでなく、幅広い業界への転職に対応しています。
何よりリクルートエージェントの強みは、企業からの信頼度です。
運営歴が約40年あり、十分の実績もあるため企業からの信頼はかなり厚いでしょう。
つまり、信頼のあるリクルートエージェントのアドバイザーに紹介していただくからこそ、採用される可能性も高くなります。
幅広い業界に対応していますが、もちろん施工管理の求人も多数です。
ちなみに2023年4月の時点で、
- 公開求人が約37,000件
- 非公開求人が約15,000件
公開求人には「未経験歓迎」や「残業が少なめ」など、さまざまな条件に対応した求人があります。
また、不特定多数の求職者には紹介しない非公開求人にも注目です。
つまり企業が求める人材に該当した求職者にしか、非公開求人は紹介されません。
この非公開求人の中に、本当のホワイト企業が隠れている可能性は十分あるでしょう。
リクルートエージェントは定番のサービスなので、まずは求人情報をチェックしてみてください!
利用者の離職率はわずか4%と、リクルートエージェントの成功率は断トツです。
施工管理のホワイト企業はあるのか?
結論として、施工管理にもホワイト企業は存在します。
2019年4月に「働き方改革関連法」という法令が施行され、労働環境の改善に努める企業がさらに増えてきました。
こちらの詳細は、厚生労働省の働き方改革関連法等についてを参照してください!
このような背景もあり、大企業を中心に少しずつ施工管理の働き方が見直されています。
しかも2024年4月から「働き方改革関連法」が完全適用されるため、中小企業の施工管理も今後は労働環境の改善に向かうでしょう。
ですので、これからの施工管理の労働環境には以下の改善が期待できます。
つまり、この「働き方改革関連法」をどんどん導入する企業ほどホワイトな可能性が高いと言えます。
施工管理のホワイト企業の特徴8つ
先述したように「働き方改革関連法」の施行もあり、建設業界にもホワイト企業は増えています。
もしくは完全適用の2024年4月を目安に、さらに増えることが予測できるでしょう。
ですが、何も対策をせずに転職活動をしてもブラック企業に就職してしまう可能性は高いと思います。
ホワイト企業が増えてきたとはいえ、まだまだ昭和の気質が抜けない職場も多いですからね。
だからこそ、ホワイト企業の特徴を理解し転職活動をしていきましょう。
実際、施工管理のホワイト企業には以下8つの特徴があります。
では順番に解説します。
完全週休2日制である
ホワイト企業の1つ目の特徴は、完全週休2日制であることです。
施工管理の場合の完全週休2日制とは、「土日は毎週休み」が該当します。
つまり、4週8休が基本になりますね。
働き方改革が進んでいるとはいえ、建設業で4週8休を導入する企業は、まだ全体の1割以下です。
一方で、4週4休以下で勤務させる企業が約65%というデータがあります。
なお建設業の休日の状況は、国土交通省の「建設業における働き方改革」を参考にしてください!
業界全体の休日が、このような状況で完全週休2日制なのはホワイト企業の特徴です。
事実として完全週休2日制を導入できるのは、「工期に余裕があるため」です。
工期に余裕があるなら、週に2日休んでも問題はありません。
その反対でギリギリの工期を迫られる企業ほど、4週4日以下で働かせているイメージがあります。
だからこそ、年間休日数はホワイト企業を見極める上で非常に参考になります。
残業は基本的になし
ホワイト企業の2つ目の特徴は、残業は基本的にないことです。
ちなみに企業の残業時間を見極めるポイントは、「基本給に固定残業代が含まれているか?」になります。
なぜなら基本給に固定残業代が含まれているのは、最初から残業させる気が満々を意味するからです。
そもそもブラック企業ほど、施工管理の残業は多くなります。
労働時間が長く、帰宅が22時を過ぎることも普通にある業界です。
その中で、残業が基本的にない企業はホワイトである可能性が高いでしょう。
確かに施工管理の業種上、残業時間を完全ゼロにするのは難しいかもしれません。
なので、先ほど紹介した「働き方改革関連法」の時間外労働の上限をオーバーしないことを目安にしてみましょう!
年収が平均を上回っている
ホワイト企業の3つ目の特徴は、年収が平均を上回っていることです。
ちなみに施工管理の平均年収は、約454万円です。
もちろん年収は地域やスキルによって変動があるものの、「450万円を超えているか?」は目安になるでしょう。
施工管理は、大手企業やゼネコンほど高い傾向があります!
なお下記の記事では、年収が1,000万円前後のゼネコンを紹介しています。
土木は公務員とゼネコンのどっちが良いのか?も判断できるので、参考にどうぞ。
有給休暇の消化率が高い
ホワイト企業の4つ目の特徴は、有給休暇の消化率が高いことです。
有給休暇は労働者に与えられた当然の権利ですが、なぜか取得しづらい風潮がありますよね。
それでも社員に有給休暇をしっかり与えているのは、ホワイト企業の特徴と言えます。
ちなみに労働者全体の有給休暇の消化率は、約50%前後です。
ですので、50%の有給休暇の消化率を1つの目安にしましょう。
なお各企業の有給休暇の消化率は、OpenWorkで確認できます!
さらに後述する施工管理のホワイト企業ランキングでも、有給消化率を確認できますよ。
建設テックの導入に積極的
ホワイト企業の5つ目の特徴は、建設テックの導入に積極的なことです。
建設テックとは建設現場にIT技術を導入することで、業務の効率化や負担の軽減を目的とします。
たとえば飲食店でもタブレットで注文を取ることで、従業員の負担を減らしたり、効率化を図ったりしていますよね。
この建設テックの導入に積極的なら、業務にかかる時間や手間が軽減されるでしょう。
つまり、従業員のことを考えるホワイト企業ほど建設テックへの投資を惜しまないと思います。
実際に、ゼネコンを中心に建設テックの導入が推進されています!
ゼネコンが導入する建設テックの詳細は下記の記事をご覧ください。
求人を年中出していない
ホワイト企業の6つ目の特徴は、求人を年中出していないことです。
働きやすいホワイト企業であれば退職者も少ないため、求人を年中出す必要はありませんよね。
つまりホワイト企業は、本当に人手を求めているときしか求人を出さないのです。
もしくは、しっかり紹介料を払って転職サービスにしか求人を掲載しません。
本当のホワイト企業はハローワークや求人サイトではなく、転職サービスの非公開求人に隠されています。
先ほど紹介した転職サービスなら、あなたが希望する企業や、あなたを正しく評価してくれる企業があるかもしれません!
資格手当や取得支援制度がある
ホワイト企業の7つ目の特徴は、資格手当や取得支援制度があることです。
施工管理には、所持しているだけで企業にもメリットがある資格が多数あります。
また資格を取得するために、それなりに勉強をしたり苦労もしたりしたはずです。
つまり資格手当があるのは、あなたの努力を正しく評価している証拠です。
また業務に必要な資格の取得を支援してくれるのも、社員を大切にするホワイト企業の特徴でしょう。
実際、資格をすべて自腹で取得するのは、家計にとって非常に大きなダメージですよね。
そのため資格手当や取得支援制度があれば、家族を持つ方も安心です。
加えて住宅手当や家族手当もあれば、超ホワイト企業でしょう!
人間関係が良好
ホワイト企業の8つ目の特徴は、人間関係が良好なことです。
実際ホワイト企業ほど、みんな余裕を持って仕事をしていたり、不満もなく働いてしているので人間関係は良好な傾向があります。
しかし人間関係は、実際に入社しないと分かりません。
ですので入社前の時点では人間関係について、あまり深く考えすぎないほうが良いと思います。
あくまで、「ホワイト企業に就職できれば人間関係が良好な環境で働ける」と覚えておきましょう。
どうしても不安なら、事前に転職サービスのアドバイザーに相談することを推奨します!
アドバイザーは企業へ定期的に取材を行っており、職場の雰囲気を調査しています。
転職のプロなら人間関係が最悪な職場は、雰囲気で分かるはずです。
だからこそ人間関係を第一に考えるなら、転職サービスのアドバイザーに1回相談してみましょう。
施工管理のホワイト企業をランキングで紹介
施工管理のホワイト企業ランキングは、多くの方が気になるのではないでしょうか?
そこで下記の記事で、全国の施工管理のホワイト企業をランキング形式でまとめました。
結論として、企業規模が大きいゼネコンほどホワイト企業ランキングでは上位を独占しています。
全国のゼネコン94社を調査した結果をもとにランキングを作成したので、ぜひ参考にしてください。
一般のサイトでは手に入らない情報であるため、非常に有益です!
施工管理でホワイト企業に就職するには?
施工管理としてホワイト企業に就職するためには、以下6つのポイントを意識しましょう。
では1つずつ解説します。
自分なりのホワイト基準を明確にしておく
そもそも、ホワイト企業の基準は人によって違います。
だからこそ、あなたにとって「ホワイトはどんな企業なのか?」の定義を明確にしておきましょう。
- しっかり休めるのがホワイト
- 残業がなければOK
- 年収が大事
上記のように、自分なりのホワイト企業の定義を明確にすることが重要です。
なぜなら他人にとってのホワイトが、あなたにとってはブラックかもしれないからです。
ですので、就職する前に「ここだけは譲れない」という基準を明確にしましょう!
ネットで口コミ&評判をリサーチする
先ほども紹介したOpenWorkや転職会議では、実際にその企業で働く社員の声を生で聞くことができます。
そのようにネットを活用して、気になる企業の口コミや評判をリサーチすることもホワイト企業への就職のためには必要です。
ネットでリサーチするだけでも年収や社風など、さまざまな実態を知ることが可能です。
実際に働いている方の声なので、非常に参考になると思います。
確かに、ネットの情報をすべて鵜吞みにするのは危険かもしれません。
なぜなら誰でも自由に発言ができるので、嘘か本当か分からない情報もあるからです。
ですので、あくまで参考程度にネットでリサーチしてみましょう!
ハローワークには相談しない
ホワイト企業で施工管理をやるには、ハローワークに相談しないことを推奨します。
その理由は、単純にハローワークにはブラック企業が多いからです。
そもそもハローワークは、どんな企業でも無料で求人掲載ができます。
しかも求人の掲載を依頼されたら、ハローワークでは基本的に断ることはできません。
だからこそブラック企業にとってハローワークは、使い捨ての従業員を集めるには持ってこいの場所なのです。
つまり「ハローワークに無料で求人掲載できること」と「掲載を断れないこと」が求職者にとっては落とし穴になります。
加えてハローワークの職員も、転職のプロではないですし、求人を掲載する企業の調査も行っていません。
もちろん転職サポートも一切ないですし、その後のフォローもないでしょう。
要するにハローワークの職員は、「あなたが就職に失敗してもどうでもいい」というのが本音です。
そのようにハローワークには、今まで誰も教えてくれなかった大きな落とし穴があります!
地方の企業へ就職する
もし、「残業がないこと」や「しっかり休める」ことをホワイト企業の基準にするなら、地方の企業で働くことをおすすめします。
都会の企業は建設工事の案件も多いため、施工管理の仕事量は膨大です。
つまり都会のほうが給与は高いですが、残業時間や休日出勤が多くなるでしょう。
一方の地方であれば、都会より仕事量も大規模な現場も少ないです。
ですので、ライフワークバランスを重視するなら地方での施工管理を推奨します!
派遣の施工管理で働く
派遣会社に就職して、別の企業の施工管理を行うと意外にホワイトな働き方ができるかもしれません。
まずブラック企業の上司は、自分の直属の部下だからこそ、パワハラをしたり無理な労働を強いたりします。
実際、会社で横暴な人間は「自分はコイツの直属の上司」という肩書きがないと、何も言えなくなるのですね。
つまり、あなたが派遣社員の施工管理技士なら、そこまで負担をかけられる心配もないということです。
さらにもし合わない職場に派遣されても、希望すれば職場を変えてもらえる可能性も高いでしょう。
「自分が所属する企業ではない」というだけで、意外にも気楽に施工管理ができると思います!
転職サービスに相談する
施工管理のホワイト企業へ就職するために、転職サービスへの相談は必須です。
なぜなら転職サービスは、ハローワークの落とし穴をすべてカバーしているからです。
先述したようにハローワークには、以下の落とし穴があります。
- 無料で求人掲載ができるためブラック企業が多い
- 職員は転職させるプロではない
- 転職サポートが一切ない
それに比べて転職サービスに求人を掲載する企業は、紹介料を支払ってまで人材を求めています。
せっかく採用しても、すぐに退職されると紹介料が無駄になるので、新入社員を大切にするはずです。
転職サービス側からしても、紹介した人材が6ヶ月以内に退職すると企業へ紹介料を返金する義務が生じます。
つまり求職者に就職や転職を成功させないと、転職サービスは事業が成立しません。
だからこそ経験が豊富な転職をさせるプロが、内定を獲得し仕事に定着できるように徹底的にサポートするのです。
多くの転職サービスでは企業へ定期的に取材に行っているので、社風や職場の雰囲気を熟知しています。
その上で、「ここの企業なら大丈夫」と判断した求人しか求職者には紹介しません。
ですので、ハローワークを経由するよりもブラック企業へ就職してしまう可能性は格段に低いでしょう!
施工管理や土木業界への転職に強いサービスは下記の記事にまとめてあるので、ぜひ参考にしてください。
施工管理は意外と楽?
「施工管理は意外と楽かも?」そんな声も、ネット上には転がっています。
たしかに考え方次第では楽な部分もありますが、楽な仕事だと思って施工管理を始めると間違いなく挫折します。
施工管理は土木工事や建築工事において、以下4つの項目を管理するのが仕事です。
つまり現場で作業する肉体労働ではないからこそ、「意外と楽なのでは?」と思う方がいるのでしょう。
しかし担当の現場の全責任を背負うので、精神的なプレッシャーが非常にかかります。
僕自身も2級土木施工管理技士を所持しており、新卒時代にブラック企業で施工管理を経験しました。
その経験から考えても、決して施工管理が楽な仕事だとは言えません!
実際、楽ができるのは何年も現場をこなして出世してからでしょう。
要するに下っ端社員のときは楽に感じることも、楽ができることもないので勘違いしないでくださいね。
【注意】施工管理はブラック企業も多い!特徴8つ
ここまでの内容をまとめると、施工管理の労働環境の改善に努める企業は増えています。
なぜなら2019年4月に「働き方改革関連法」が施行され、2024年4月には建設業でも完全適用されるためです。
だからこそ、今後は「完全週休2日制」や「無理な残業はさせない」企業もさらに増えていくでしょう。
そのような背景があり、施工管理のホワイト企業は必ずあります。
しかし、まだまだ働き方改革の裏をかいくぐり施工管理にブラックな労働をさせる企業は未だに多く存在しているのも事実です。
実際、そのようなブラック企業には以下8つの特徴があるので、見極める際の参考になれば幸いです。
ブラック企業の大半は、これらが該当しています。
では順番に解説します。
休みが週1日しかない
ブラック企業の特徴1つ目は、休みが週1日しかないことです。
つまり、4週4休の会社は確実にブラック企業と言えるでしょう。
これだけ週休2日制の取り組みが推奨されても、日曜日しか休ませない企業は未だに存在します。
確かに完全週休2日制の施工管理の企業は、まだまだ少ないと思います。
ですが最低でも、4週6休の企業への就職を目指しましょう!
基本給に固定残業代が含まれている
ブラック企業の特徴2つ目は、基本給に固定残業代が含まれていることです。
先ほども少し触れましたが、固定残業代があるのは毎月ある程度の残業は確実にあることを意味しています。
そして、そのような企業に限って「超過した分は別途支給」と求人に記載されているでしょう。
つまり既に決められた残業にプラスして、さらに残業時間が長くなる可能性があるということです。
確かに、しっかり残業代が支払われればブラックだとは思わない方もいるかもしれません。
しかし基本給に固定残業代が含まれているのは、最初から残業させる気満々の企業であることは覚えておきましょう!
給与の公開が曖昧
ブラック企業の特徴3つ目は、給与の公開が曖昧なことです。
実際、「月給15万円~25万円」と非常に曖昧な記載をする求人を見たことがありませんか?
このような求人を見ると、「もしかしたら25万円もらえるかも?」と思って応募したくなりますよね。
しかし、現実は記載されている最低限の給与しかもらえないことが大半です。
さらにこのような曖昧な記載では、「手当や残業が含まれているのか?」も分かりません。
つまり給与を曖昧に公開するのは、ブラック企業が人手を集める際の常套手段です。
ちなみに僕も新卒で就職したブラック企業も給与について「月給15万円~25万円」と記載されていました。
ただ実際に就職してみると支給された給与は、最低額の月給15万円より安かったのが実態でした。
そのように、給与や福利厚生などを曖昧に記載する企業には注意しましょう!
有給休暇を取らせない
ブラック企業の特徴4つ目は、有給休暇を取らせないことです。
有給休暇を取らせないのは完全に法律的にアウトですが、そのような企業は実際に存在します。
僕が新卒で働いていたブラック企業でも、有給休暇を取得した社員は見たことがありませんでした。
それどころか有給休暇の話になると、社長はいつも不機嫌になっていました。
ですので有給休暇を取らせない、もしくは取りづらい雰囲気のある職場はブラック企業と言ってよいでしょう!
建設テックに投資していない
ブラック企業の特徴5つ目は、建設テックに投資していないことです。
復習すると建設テックは、施工管理の業務にIT技術を活用し、効率化を図ったり負担を軽減するのが目的でした。
ただ、そのためのアプリやシステムは有料なので月額料金を投資する必要があります。
そしてブラック企業ほど、このお金を出し惜しみするでしょう。
だからこそ施工管理技士の業務に手間がかかったり、より負担もかかります。
確かに昔ならIT技術がなかったため、すべて手作業で行っていたでしょう。
しかし、これだけ便利なアプリやシステムがあるのに、未だに昭和と同じ方法で仕事をさせるのは明らかに非効率ですよね。
つまり建設テックに投資する気がない会社は、従業員を機械のように使うブラック企業と言えます!
常に従業員を募集している
ブラック企業の特徴6つ目は、常に従業員を募集していることです。
求人サイトやハローワークを見ると、毎回のように目にする企業がありますよね。
それは単純に、
- 人が集まらない
- 従業員がすぐ辞めてしまう
上記の理由があり、人手不足だからこそ常に従業員を募集する必要があるのです。
要するにブラック企業の証拠でしょう。
ですので、いつでも従業員を募集する企業には要注意です!
離職率が高い
ブラック企業の特徴7つ目は、離職率が高いことです。
離職率が高いのも、シンプルにブラック企業の特徴になります。
なぜなら、ホワイト企業であれば誰も辞めないからです。
僕が働いていたブラック企業も、1年間で5人も退職していました!
なお各企業の離職率は転職サービスのアドバイザーが把握しているので、気になる方は参考までに聞いてみるといいかもしれません。
資格・免許の取得はすべて自腹
ブラック企業の特徴8つ目は、資格・免許の取得はすべて自腹なことです。
本記事の前半で解説したように、ホワイト企業ほど資格の取得支援制度があります。
つまりホワイト企業ほど、未経験からのチャレンジやスキルアップを応援してくれます。
事実として施工管理を続けていく上で必要な資格・免許を取得するには、それなりの費用が必要です。
それをすべて自腹で取得するとなると、生活が苦しくなりますよね。
しかし残念ながらブラック企業では、そのような資格・免許の取得支援は確実にありません。
以上がブラック企業の特徴8つでした。
ブラック企業ほど、これらの特徴が該当するのでぜひ参考にしてください!
施工管理のブラックな体験談3つ
何回かお伝えしてきたように、僕は土木の専門学校を卒業したあと、ブラック企業で施工管理を経験しました。
その経験をもとに、施工管理のブラックな体験談を3つ共有いたします。
これから施工管理にチャレンジする方にとって、「こんな現実もあるのか」と参考になれば幸いです。
手取りはわずか12万
4週4休で1日の拘束時間は10時間以上だったにも関わらず、手取りはわずか12万円でした。
加えて、上司からのパワハラや現場ではボロ雑巾のように使われて、それでもこの金額です。
いま思えば明らかに割に合っていませんでしたし、時給に換算すると最低賃金を下回っていたでしょう。
実際こんな労働環境で施工管理をするなら、コンビニでバイトをしたほうがいいと思います。
さすがに、手取り12万円で施工管理をさせる企業は世の中に多くはないはずです。
ただ、本当のブラック企業は高校生のアルバイトのような給料で施工管理をさせるという事例として覚えておいて損はありません。
ですので明らかに割に合わない給料で働かされたら、すぐに転職を検討してください!
休日に1人だけ現場に行かされた
次に紹介する体験談は、休日に1人だけ現場に行かされた話です。
唯一の休日である日曜日に、しかも完全サービスで僕1人だけ現場に行ったことがあります。
「なぜ現場に行く必要があったのか?」というと、発電機に給油するためです。
工事の際に水が大量に湧き出てくる現場は、常に発電機に水中ポンプを繋いで作動させる必要があります。
だからこそ日曜日でも誰かが現場へ行き給油するのですが、それは現場を管理する施工管理技士の仕事です。
確かに仕方がないことですが施工管理をやっていると、休日でも現場に行く場合があるということです!
残業代の支給はゼロ
最後に紹介する体験談は、残業代の支給は完全にゼロだった話です。
1日の拘束時間は、現場での残業や書類の作成、会議などで10時間以上でした。
それでも残業代の支給は1円もなく、もらえたのは基本給だけです。
上述した日曜日に現場へ行っても、手当は1円もありません。
このようなブラック企業が世の中には実在するので、施工管理をする際は本当に気を付けてください!
施工管理は上司によってホワイトにもブラックにもなる
僕の実体験から重要なことを1つお伝えすると、施工管理は上司によってホワイトにもブラックにもなります。
たとえば完全週休2日制だったり、年収がどれだけ高くても、上司が最悪ならブラック企業になってしまうかもしれません。
どんなに待遇がホワイト企業に見えても、このような上司のもとで働くのは大変です。
その反対に休日が少なかったり、給与面にやや不満があったりしても尊敬できる上司に恵まれれば施工管理が楽しくなることもあります。
そのように施工管理は就職先で出会う上司によって、左右される部分があるのです。
だからこそ、「ホワイト企業か?」「ブラック企業か?」の基準は人それぞれです。
ですので今の時点では難しく考えず施工管理の仕事に興味があるなら、まずはチャレンジしてみませんか?
その上で、「やりがいを感じない」や「ブラック企業だわ」と感じるなら転職を選択すればOKです!
施工管理のホワイト企業を見つけやすい転職サービス3つ
本記事を読んでいただき、施工管理のホワイト企業の見つけ方はマスターできましたでしょうか?
冒頭でも紹介しましたが、施工管理のホワイト企業を見つけるには以下3つの転職サービスがおすすめです。
KSキャリア
未経験から施工管理にチャレンジするなら、KSキャリアがおすすめです。
KSキャリアは、建設・建築業界への転職に強みがあり、施工管理の求人を専門に掲載しています。
「未経験歓迎」や「資格不問」の求人も多く保有しているので、初めての施工管理でも成長できる職場への就職を狙えるでしょう。
建設業界の転職事情を熟知したアドバイザーが求人の紹介から、内定まで徹底サポートしてくれるので安心してください。
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RSG Construction Agentも建設業界の転職には非常に強く、業界出身のアドバイザーが求職者の1人ひとりに付きサポートします。
このサポートも非常に充実しており、TVで紹介されたほどです。
しかもRSG Construction Agentでは、企業との面接にアドバイザーが同行する異例のサポートがあります。
そこで蓄積されたデータをもとに、採用されるための面接対策も提供してくれます!
さらに求職者が施工管理の経験者ならアドバイザーも強気で企業へ交渉するので、あなたが面接でお金の話をする必要はありません。
なので経験を活かし、年収アップを目的にしたホワイト企業への転職はRSG Construction Agentでどうぞ。
その他RSG Construction Agentの実績やサービス内容は、公式サイトでチェックできます。
建設業界専門の転職エージェント【RSG Construction Agent】
リクルートエージェント
最後に紹介するのは、業界最大手のリクルートエージェントです。
リクルートエージェントは建設業界だけでなく、幅広い業界への転職に対応しています。
何よりリクルートエージェントの強みは、企業からの信頼度です。
運営歴が約40年あり、十分の実績もあるため企業からの信頼はかなり厚いでしょう!
つまり、信頼のあるリクルートエージェントのアドバイザーに紹介していただくからこそ、採用される可能性も高くなります。
幅広い業界に対応していますが、もちろん施工管理の求人も多数です。
公開求人には「未経験歓迎」や「残業が少なめ」など、さまざまな条件に対応した求人があります。
また、不特定多数の求職者には紹介しない非公開求人にも注目です。
つまり企業が求める人材に該当した求職者にしか、非公開求人は紹介されません。
この非公開求人の中に、本当のホワイト企業が隠れている可能性は十分あるでしょう。
リクルートエージェントは定番の転職サービスなので、まずは求人情報をチェックしてみてください。
利用者の離職率はわずか4%と、リクルートエージェントの成功率は断トツです。
まとめ
本記事では、施工管理のホワイト企業とブラック企業について解説いたしました。
「働き方改革関連法」の影響で、施工管理のホワイト企業は必ず存在します。
なおホワイト企業の特徴は、以下に記載した通りです。
一方で、ブラック企業の特徴が以下になります。
ただ、ホワイトの基準は人によります。
なので、あなたなりのホワイト企業の基準を明確にした上で、施工管理への就職を目指しましょう。
またネットや転職サービスなど、完全無料で利用できるものは、どんどん活用するのが効果的です!
以下の2つは施工管理の転職には特に強いサービスになります。
未経験からのチャレンジはKSキャリア。
経験者が年収アップを狙うならRSG Construction Agent。
施工管理は決して楽ではないですが、将来的に年収1,000万円も狙える職種です。
ブラック企業に就職してしまったことが原因で、挫折するのは本当にもったいないので会社選びが重要になります。
焦らず、慎重に転職活動をしていきましょう!
本記事が、あなたの施工管理デビューに少しでも参考になれば嬉しいです。
なお「まだ施工管理にチャレンジするか決断できない」という方は、下記の記事を引き続きご覧ください。
こちらの記事では、土木施工管理技士に向いている人の特徴を紹介しています。
直感で向いていると思えるなら、チャレンジして損はしないでしょう。