土木転職サポートブログの英太です。
本記事では、土木作業員の末路についてお話します。
あなたもご存知のように、土木作業員は身体が資本の仕事であり、体力的にしんどいこともあります。
そんなとき「今はまだ若いし身体が動くからいいけど、年を取ってもこの仕事はできるのか?」と、土木作業員の末路が心配になりませんか?
末路を知らないまま、何となく土木作業員を続けても、近い将来「もっと人生を考えておけばよかった」と後悔する可能性が高いでしょう。
実際、現状維持を選んだために、生涯年収に何千万円の差が付くこともあります。
そこで本記事では土木業界で10年働く僕が、土木作業員に必ず訪れる2つの末路をお伝えします。
その上で「この末路は何とか避けたい」という方のために、悲惨な末路を避けるための解決策も紹介しましょう。
新卒から10年で、たくさんの土木作業員を見てきた僕の経験をもとに解説するので是非参考にしてください!
なお「そもそも土木作業員は、どんな仕事をするの?」という方は、下記の記事をどうぞ。
こちらの記事を読めば、土木作業員の仕事を完全理解できます。
土木作業員の2つの末路とは?
早速ですが、土木作業員には以下2つの末路が待っています。
- 肉体労働が一生続く
- 平社員のまま人生を終える
末路と言うとネガティブなイメージがありますが、土木業界の仕組み的に間違いなく上記の末路を迎えます。
それでは順番に解説しますが上記の末路を見て「別に悲惨と思わない」という方は、ここで読むのを止めてOKです!
肉体労働が一生続く
まず土木作業員を続ける以上、肉体労働からは逃れられません。
なぜなら、土木作業員は工事現場の土木作業が主な仕事だからです。
「工事現場で作業=肉体労働」なので、土木作業員という肩書きが変わらない限り、仕事内容も変わりません。
実際、すでに60才を過ぎている老人でもヘルメットを被り工事現場で働く姿をよく目にしませんか?
「年寄りなのに元気ですごい」と言えば、確かにその通りですが、それは土木作業員を続けた将来のあなたの姿でもあります。
そのように土木作業員は、死ぬまで肉体労働を続けるのが1つ目の末路です!
平社員のまま人生を終える
土木作業員は、永遠に平社員です。
その理由は、土木業界で平社員を脱出できるのは現場監督のみだからです。
つまり、どんなに長く働いても、どれだけ技術があっても土木作業員のうちは平社員になります。
言い方を変えれば20代でも40代でも、社会的な肩書きは同じということです。
実際、土木作業員が課長や部長に出世することはなく、土木業界で出世しているのは現場監督を経験し能力が認められた方たちです。
まとめると土木作業員には、
- 死ぬまで肉体労働
- 平社員のまま人生を終える
間違いなく上記2つの末路が待っているでしょう!
土木作業員を続ける2つのリスク
もちろん、土木作業員も立派な仕事なので肉体労働が好きな方や出世欲がない方は問題ないと思います。
しかし、その一方で「土木作業員はやめとけ」という意見も存在しますが、それは偏見なので気にする必要はありません。
ちなみに土木作業員がやめとけと言われる理由は、下記の記事を参考にしてください!
要するに、あなたが好きで土木作業員を一生やるならOKです。
事実として、「できるだけ身体を動かす仕事がしたい」や「ずっと気楽な平社員でいたい」という方は土木作業員の末路も悲惨に感じないでしょう。
それでも、土木作業員を続ける2つのリスクを知っておいてください。
- 身体を壊したら収入が途絶える
- 年下にこき使われる
それでは1つずつ解説します。
身体を壊したら収入が途絶える
冒頭でもお話しましたが、土木作業員は健康な身体が資本となる仕事です。
つまり無理をして身体を壊し、現場で働けなくなったら、その時点で収入は途絶えてしまいます。
なぜなら土木作業員の多くは日給制(1日の単価×出勤日数)で雇われるため、出勤できなかった分の給料は保証はされないからです。
ちなみに土木作業員の日当の相場は、下記の記事で詳しく解説しているので興味があれば参考にしてください。
日当の相場を知らないと、めちゃくちゃ安く働かせられるかもしれないので。
あくまで一時的なケガなら問題ないですが、もう現場仕事に復帰するのが不可能な身体になったら本当に大変です。
そのときに異業種へ転職しようと思っても、選択肢はかなり限られるでしょう。
したがって、土木作業員には身体を壊したら収入が途絶えるリスクがあります!
年下にこき使われる
前項でも解説したように、何才であっても土木作業員のうちは平社員なので、肩書き上は土木作業員より現場監督のほうが偉くなってしまいます。
工事現場は、現場監督の指示に従って仕事を進めますからね。
そして今後、あなたが年齢を重ねていくほど年下の現場監督も多くなるでしょう。
例え相手が年下の人間でも、土木作業員は現場監督の指示に従うことが鉄則です。
そのように土木作業員を続けていると、いずれ年下の現場監督にこき使われるのは日常茶飯事になります!
土木作業員は結婚も難しい!?
結論を言うと、土木作業員でも結婚は可能です。
実際に僕のまわりの土木作業員の多くは、結婚してマイホームも購入しています。
月給制で働く会社員と比較すると収入が安定しないデメリットはあるものの、普通の会社であれば最低限の生活費は稼げます。
加えて、今は共働きが当たり前の時代ですよね。
そのように土木作業員だからと言って、結婚が難しいというわけではありません。
つまり結婚できるかどうかは、職業の問題ではないと思います!
ちなみに土木作業員の結婚事情については、下記の記事をご覧ください。
実は土木作業員は、現場監督に比べて結婚生活が充実するメリットがあるんです。
現場監督より休みも取りやすいですし時間もあるため、家族サービスや家事は土木作業員のほうがしやすくなります。
土木作業員が悲惨な末路を避けるための解決策
肉体労働と平社員で終える人生を、悲惨に感じる方もいるでしょう。
そこで、土木作業員の悲惨な末路を避けるための解決策を2つお伝えします。
- 現場監督へスキルアップ
- 思い切って異業種へ転職
それでは解決策について、具体的に解説します。
現場監督へスキルアップ
先述したように、土木業界で平社員を脱出できるのは現場監督だけです。
だからこそ土木作業員から現場監督へスキルアップすると、
- 課長や部長に出世できる
- デスクワークになり肉体労働から解放される
加えて現場監督になると給与形態が日給制から月給制になり、毎月の収入も安定します。
また昇給に限界がある土木作業員と違い、現場監督は年収1,000万円も狙える職種です。
正しい努力とキャリアアップで、土木作業員から高給の現場監督へスキルアップする方はたくさんいます。
そのため土木作業員の経験を活かし、現場監督へスキルアップを検討するのもいいかもしれません!
「未経験だけど大丈夫?」という方も安心してください。
下記の記事で紹介している転職エージェントなら、「未経験OK」や「資格不問」な現場監督の求人を多く保有しているので。
思い切って異業種へ転職
「土木作業員の末路は避けたいけど、現場監督を目指すのも気が進まない」方は、思い切って異業種へ転職するのもありだと思います。
もしあなたが20代なら、全然間に合います。
もう1度、自分に向いている仕事は何かを考え、後悔のない職業を選択しましょう。
ただし、決して1人で悩まないでください!
異業種と言っても、たくさんの仕事があるので素人が自力で適職を見つけるのは難しいですし、自分でも気付いていない強みがあるかもしれません。
そのため土木作業員から異業種へ転職する際は、転職エージェントに相談をオススメします。
下記でご紹介する転職エージェントは全国に対応しており、幅広い職種の求人を保有しています。
求職者の定着率も96%なので、異業種への転職に失敗したくない方はぜひご利用ください。
※リクルートエージェントの内部リンク
土木作業員から這い上がろう
本記事では、土木作業員の末路について解説してきました。
- 肉体労働が一生続く
- 平社員のまま人生を終える
土木業界の仕組み上、間違いなく土木作業員には上記の末路が待っています。
少しでも上記の末路に不安を感じる方は、土木作業員から這い上がりましょう。
実際、土木作業員には現場監督になったり、CADオペレーターになったりとキャリアアップの選択肢が多くあります。
その中で最も王道なのが、資格を取って現場監督になることでしょう。
実際、僕も土木作業員のまま人生を終えることに疑問を持ったため2級土木施工管理技士を取得しました。
土木施工管理技士こそ、現場監督にスキルアップするために必須の国家資格です。
つまり土木作業員からでも、国家資格を取得し、高年収の仲間入りをすることはできます。
下記の記事では、土木施工管理技士(現場監督)に向いている人の特徴を解説しているので併せてご覧ください。