土木作業員の将来性について気になっていませんか?
正直、時代はどんどん変化しているので、将来性のある仕事を見極めるのは難しいと言えるでしょう。
しかし、そんな中でも土木作業員の仕事には十分な将来性があります。
そこで本記事では、「土木作業員の将来性がバツグンな理由」と「今後の土木業界」について解説します。
さらに、「土木作業員に向いている人の特徴」や「土木作業員になる方法」も解説するので最後まで読んでみてください。
ちなみに、本記事を書いている僕は土木歴9年です!
つまり土木のプロである僕の実体験と見解に基づいた解説なので、必ず参考になると思います。
併せて将来性のある仕事に就きたい方も、ぜひ参考にしてください。
土木作業員の将来性はバツグン
結論からお伝えすると、土木作業員の将来性はバツグンです。
その理由は、シンプルに10年後も20年後も土木工事の仕事がなくなる心配はないからです。
ここで考えてみてください。
土木は側溝や道路など、その他にも町中で見るコンクリート構造物を作る工事です。
そのような構造物が、世の中から消えることは考えられないと思います。
つまり、人々の生活を支えるインフラ系の仕事なので、なくなることはないのです。
加えて土木は高い技術や専門知識が必要なため、AIが代行するのも不可能でしょう。
そのように仕事自体がなくなることはないですし、近い将来も人間が行うべき仕事です。
だからこそ将来性に問題はなく、さらに土木は世の中の影響を受けにくい業界でもあります。
たとえば2020年のコロナ渦により外出がしにくい世の中になったことで、多くの業界は悪影響を受けましたよね。
つまり飲食店など、お客さんに来店していただくことで利益を出していた業界には大ダメージでした。
そんなことがあり「将来性のある仕事って何だろう?」と考えた方も多くいると思います。
ところが土木業界は、世の中でそんなことがあっても、コロナ渦の影響をほとんど受けていません。
なぜなら土木工事の多くは市役所から発注されるためです。
要するに土木業界は、とにかく多くのお客さんを集める必要はないのです。
併せて世の中で何が起こっていても、土木工事の需要には影響しないでしょう。
以上のことから、土木作業員の将来性はバツグンです!
極論ですが、人間の代わりに工事ができる優秀なロボットでも発明されない限り土木業界の将来は安心だと言えます。
土木業界の現状と問題点
前項でお伝えした通り将来性がバツグンな土木業界ですが、現状はさまざまな問題点を抱えています。
そんな土木業界の現状と問題点は以下の通りです。
- まだまだ3Kの印象が抜けていない
- 土木作業員=クズと思われている
- 人手不足に悩んでいる
では順番に解説します。
まだまだ3Kの印象が抜けていない
建設業3Kは、昔から有名です。
その3Kとは以下になります。
- きつい
- 危険
- 汚い
これらの頭文字を取ったのが建設業3Kです。
土木作業員は肉体労働だからこそ、体力的にきつい仕事というイメージがあるでしょう。
さらに高所での仕事や重機の近くで作業するので危険も多く、泥まみれになる汚い仕事でもあります
確かに一瞬のミスで大ケガをする危険はありますし、屋内勤務の方よりは汚れる仕事内容です。
しかし詳しくは後述しますが建設業3Kは、かなり改善されてきています。
それでも建設業を知らない方からすれば、まだまだ3Kの印象が抜けないでしょう!
土木作業員=クズと思われている
正直、土木作業員の世間的なイメージは非常に悪いです。
つまり「土木作業員=クズ」と思われています。
これは土木業界が、学歴に関係なく誰でも就職できることが1番の理由です。
要するに、学生時代に勉強しなかった方やヤンキーだった方が就職する業界と、世間ではイメージされています。
確かに勉強をサボったりなどは、世間的には褒められたことじゃないですよね。
だからこそ真面目に勉強をした方の多くは、学歴不問の土木業界に良いイメージがないのでしょう。
実際、見た目が元ヤンキーみたいな方が事件を起こして、職業が土木作業員だったときの反応は予想通りです。
「やっぱり土木作業員はクズしかないのか?」と土木業界が、めちゃくちゃ叩かれます。
しかし9年ほど土木業界にいる僕からすれば、土木作業員のみんながクズではありません。
どこにでも、まともな方もいれば、人としてダメな方もいるだけの話です。
なので土木作業員というだけで、相手の人間性を決めるのは間違いだと思います!
土木作業員はクズ?の疑問については、下記の記事で詳しく解説しているので興味があればご覧ください。
人手不足に悩んでいる
ここまでお話してきた「3Kの仕事であること」と「土木作業員はクズ」という理由から土木業界には若手が来ません。
つまり土木業界の多くの企業が、人手不足に悩んでいます。
確かに、建設業は若者から敬遠される職業の1つです。
実際、僕のまわりでも工事現場で働いているのは、40代以上の中年ばかりです。
僕は平成5年生まれですが、同年代や年下の方に現場で会ったことがほとんどありません。
人手不足が問題となり、土木施工管理技士の合格基準が下がるほどです。
これが今の土木業界の現状と問題点と言えるでしょう!
将来性は十分なのに、なんかもったいない気がしますね。
土木作業員の離職率は?
厚生労働省の令和3年雇用動向調査結果では、建設業の離職率が9.3%と発表されています。
この数字は他の職種と比べても、そこまで高いわけではありません。
でも前項でお話した通り、土木業界は人手不足です。
つまり単純に、やる方が少ないからこそ離職率も低い可能性があります!
ただし建設業には土木作業員の他にも、職種はさまざまです。
たとえば土木とは職種が少し違う、建築やとび職も建設業の1つになります。
そのように、あくまでも建設業全体の離職率なので参考程度に考えておきましょう。
今後の土木業界はどうなっていく?
冒頭でも解説したように土木工事はなくならないですし、AIが代行するのも不可能です。
そのため土木作業員の将来性は十分と言えます。
そして将来性があるだけでなく、今後の土木業界には以下の変化が起きると予測できます。
- きつさは減少していく
- 給料アップに期待できる
- 労働環境が大きく変わる
あくまでも良い方向への変化なので、安心してください。
では1つずつ解説します。
きつさは減少していく
これからの土木業界に起きる変化の1つ目は、「きつさが減少していくこと」です。
先ほどもお伝えした建設業3Kの1つですが、土木作業員はきつい仕事として有名です。
しかし、きつさはこれから減少していくでしょう。
その理由は、どんどん重機作業がメインになっていることです。
おそらく、土木作業員の仕事と聞くと以下のようなイメージをする方が多いと思います。
- ひたすらスコップで穴を掘る
- 重量のある荷物を人力で運ぶ
しかし実際は、ほとんど建設機械が穴を掘ってくれたり、荷物を運んでくれます。
人力で作業するのは現場が狭かったり、重機では掘り切れないときにスコップで掘ってあげるくらいです。
つまり既にいまの時点で、昔よりきつさはかなり減少しています!
また最近では、さまざまな現場に対応した重機や車両も登場しているので、土木作業員の負担は減る一方です。
なので、これからはさらに重機が活躍する時代なため、土木作業員はどんどん楽になっていくと思います。
加えて安全についても、年々厳しくなっているので危険性も低くなっています。
土木作業員はきつい?の疑問については、下記の記事をご覧ください。
給料アップに期待できる
これからの土木業界に起きる変化の2つ目は、「給料アップに期待できること」です。
いまの土木業界の問題点は、人手不足でしたね。
これは本当に深刻な問題で、このままだと10~20年後には土木をやる方がいなくなるかもしれません。
だからこそ企業としては、何とかして従業員を集めたいはずです。
そして従業員を集める1つの手段が「高めの給料で募集をかけること」ではないでしょうか?
実際、そこまでしないと若手の方には興味を持ってもらえないと思います!
世の中に仕事はたくさんあるので、他の職種と同じくらいの年収では土木をやる理由はありません。
人手不足が深刻化していくほど貴重な人材になるので、これからの土木作業員は給料アップに期待できます。
未経験からでも、努力して現場監督になれば年収600万以上も夢じゃないでしょう。
労働環境が大きく変わる
これからの土木業界に起きる変化の3つ目は、「労働環境が大きく変わること」です。
今の20~30代の方が上の立場になる頃の土木業界は、めちゃくちゃ働きやすい環境になっているでしょう。
なぜなら、シンプルに令和と昭和では根本的な労働環境がまったく違うからです。
たとえば、昭和の土木業界は以下の労働環境が当たり前だったようです。
- 仕事は殴られながら覚えるもの
- とにかく会社に尽くす
- 家族より現場が優先
- 上司は神で新人は奴隷
実際、土木業界で働くバブル世代が若い頃は、こんな労働環境で働いていたみたいですね。
そして今は、そのバブル世代が上の地位に来ている時代ですよね。
だからこそ「オレが若い頃に比べたら」という考えから、まだまだ上記のことが普通だと思っている方が土木業界には多いでしょう。
でも今の時代なら、完全にパワハラですし即退職の原因にもなります。
つまり全体的に労働環境が改善されてきているので、昭和みたいな働きにくい職場も消滅していくと思います。
併せて今の20~30代とバブル世代では、価値観も全然違います!
僕としても正直「そんな中年にはなりたくない」が本音であり、自分より年下の方に威張るのはカッコ悪いとしか思えません。
なので、これからはギスギスした人間関係も消滅していき、精神的にも働きやすい労働環境になるでしょう。
このように今後の土木業界は、どんどん良い方向に変化していくと予測できます。
土木作業員に向いている人orおすすめの人
以下に該当する人は土木作業員が向いていますし、ぜひおすすめしたいです。
- 身体を動かす仕事が好きな人
- 学歴にコンプレックスがある人
- 将来性のある仕事に就きたい人
これらが土木作業員に向いている人orおすすめの人の特徴になります。
では順番に解説します。
身体を動かす仕事が好きな人
「とにかく身体を動かす仕事が好き」という人は、土木作業員に向いています。
正直ここが、土木作業員の向き不向きが最も分かるポイントです。
実際、土木作業員のほとんどはスポーツ経験のある体育会系の方ばかりです。
逆にあまり身体を動かしたくない人ほど、デスクワークをするイメージがあります。
なので、あなたが身体を動かす仕事に興味があるなら、土木作業員はピッタリでしょう!
学歴にコンプレックスがある人
学歴にコンプレックスがあり、人生に自信が持てない人にも土木作業員はおすすめです。
実際、学歴が原因で以下のように思っている人は多いでしょう。
- 学歴がない自分はコンビニで働くしかない
- 高卒の自分が高収入を稼ぐのは無理だ
- 学生時代で人生が決まってしまった
僕自身も、地元では底辺校と言われる偏差値30台の高校出身です。
つまり、僕も学歴にコンプレックスがある人間になります!
そして過去の僕も、学歴が原因で人生を諦めかけていました。
でも土木を9年続けたり、こうして個人でビジネス(ブログ)を始めて、気付いたことがあります。
それは、「学歴1つで人生は決まらない」ということです。
確かに今から医者を目指すのは現実的じゃないですが、人生を諦めるには早すぎると思います。
土木のように学歴不問で始められて、人並み以上の年収を稼げる手段はたくさんあります。
まだまだ学歴社会の日本ですが、少し視点を変えるだけでチャンスに気付けるはずです。
ですので、これまで学歴にコンプレックスがあり自信をなくしていた人は、土木作業員で人生を逆転させましょう。
ちなみに、就職Shopという就職支援サービスで紹介される求人は、すべて学歴不問です。
もちろん建設業界も対象なので、就職Shopを経由すると採用されやすいでしょう。
就職Shopは、20代なら誰でも気軽に利用できますよ。
下記の記事で、就職Shopの登録方法などの詳細を解説しているので参考にしてください。
将来性のある仕事に就きたい人
「向いているかは別として、将来性のある仕事に就いて人生を安定させたい」という人にも土木作業員はおすすめです。
これまでは「正社員なら将来は安心」と言われていましたが、それはウソだったのかもしれません。
コロナ渦を含めた時代の変化で、正社員でも失業する方が増加しているのが証拠でしょう。
どんなにがんばっても将来に繋がらない、その場しのぎの仕事はしたくないですよね。
どうせ働くなら、お金だけでなく一生モノのスキルもいっしょに稼ぎたいものです。
そのように確実な将来性のある仕事をしたい人は、土木作業員をおすすめします!
もう言うまでもないかもしれませんが、土木作業員には確実な将来性があります。
それまで働いていた会社が倒産したとしても、身に付けたスキルは他で活かせます。
将来性のある仕事の特徴2つ
本記事を読んでいただいている方には、将来性のある仕事を求めている方が多いのではないでしょうか?
なので本記事では、その将来性のある仕事の1つとして土木作業員を紹介させていただきました。
僕自身が9年、土木作業員として働いてきて「将来性バツグンな仕事」と感じたので率直な意見をお伝えしてきた次第です!
もちろん、土木以外にも将来性が十分な仕事はあると思います。
そこでもし土木以外の仕事をするなら、以下2つのポイントに注目してみましょう。
- 需要がなくならない
- AIは代行できない
つまり、上記が将来性のある仕事の特徴2つです。
この2つに該当する仕事は、間違いなく将来性があります。
では1つずつ解説します。
需要がなくならない
将来性のある仕事の特徴1つ目は、需要がなくならないことです。
つまり10年後も20年後も、「ずっと需要があるか?」がポイントになります。
たとえば、車や電車など乗り物関連の需要がなくなることはないですよね。
なぜなら乗り物は、僕たちにとって貴重な移動手段であり、生活に必ず必要なものだからです。
今から20年以内に、車や電車の便利さを超えるほどの移動手段が普及することは考えにくいと思います。
もし、どこでもドアみたいに瞬間移動できる方法が発明されたら、車や電車はもちろん、バスや飛行機の需要は消えるでしょう。
しかし、現実でそれはありえない話です!
確かに先のことは分からないですが、そう考えると「ずっと需要があるか?」の見極めがある程度できると思います。
そのように、世の中からの需要がなくならない仕事には確実な将来性があります。
そもそも世の中から必要とされなければ、商売にならないですからね。
AIは代行できない
将来性がある仕事の特徴2つ目は、AIは代行できないことです。
仮に需要はあったとしても、それがAIにできる仕事なら将来性はありません。
たとえばコンビニは24時間営業で、非常に便利ですよね。
食料やタバコ、日用品まで売っていて僕たちの生活には欠かせません。
なので、コンビニの需要がなくなることもないでしょう。
でもコンビニの従業員として働くことに「将来性があるか?」と言われれば、それはないはずです。
その理由は、あなたの近所にあるコンビニを見れば分かると思います。
既に、会計などの単純な業務はAIが代行していますよね。
つまり仕事はなくならなくても、AIに奪われる可能性が高い仕事に将来性はないということです。
単純な作業を繰り返す仕事ほど、AIが代行しやすいので注意しましょう!
繰り返しますが、土木の仕事をAIが代行するのは不可能です。
なぜなら工事現場によって仕事内容が異なることに加えて、高い専門性と応用が必要だからです。
仮に土木工事ができるほど優秀なAIが完成したとしても、それは100年後の話かもしれません。
あくまでも、僕らが生きているうちは土木工事は人間がやる仕事だと思うので将来性があります。
【準備不要】土木作業員になる方法は超簡単
ここまで読んでいただいて、将来性がある仕事として土木作業員にチャレンジすることを決めた方もいるでしょう。
そんな方のために、土木作業員になる方法をお伝えして終わりたいと思います。
ですが、土木作業員になるのは超簡単です。
大まかに言うと、以下4つの手順で土木作業員になれます。
- 転職サービスに登録し担当者に希望を伝える
- 担当者に求人を紹介してもらう
- 面接に行く
- 内定
本当にこれだけです。
学歴も経歴も不問なので、資格の取得も不要ですし事前に準備するものは1つもありません。
加えて未経験の方でも、問題なく求人に応募できます。
そして転職サービスを使えば、最大限に手間を省けるので、あなたは面接をがんばるだけです。
それだけでなく完全無料でさまざまな転職サポートがあるため、スムーズに土木作業員として働けるでしょう。
もし合わない企業に就職してしまっても、内定後1年間はサポートが続くので安心です。
ここが「就職させたら終わり」のハローワークとの決定的な違いと言えます!
土木作業員になるために準備するものは1つもないため、この瞬間から行動を開始できます。
土木に強い転職サービスは下記にまとめたので、さっそく登録して土木作業員を始める準備を開始しましょう。
どの種類の転職サービスでも完全無料ですし、数分もあれば登録は完了します。
登録したら、あとは担当者からの連絡を待つだけでOKです。
その後の転職活動のスケジュール管理も、ほぼ担当者が代行するので、在職中で時間がない方も利用しやすいですよ。
まとめ:土木作業員の将来性は十分
土木作業員の仕事は、10年後も20年後も間違いなく存在し続けます。
それどころか将来的に、もっと希少性が高い職業になっているでしょう。
意外にも魅力で溢れた職業なのに、土木業界は若者に敬遠されがちです。
しかし建設業3Kは昔の話ですし、「土木作業員はクズ」もただの偏見でしかありません。
そしてこれからの土木業界は、どんどん良い方向に向かうと思うので心配は不要です。
ぜひ土木を始めて、将来を安定させましょう!
学歴に自信がない方や身体を動かすのが好きな方には、特におすすめです。
土木をやらないとしても、将来性がある仕事をしようと決心されたのは、先見の明がある証拠だと思います。
AIの普及で安心できない時代なので、仕事選びは将来を見据えることが大切です。
ちなみに、専門性の高い仕事ほどAIには代行できません。
加えて、これからも需要があり続ければ将来性は十分です。
本記事では土木作業員の将来性についての解説でした。
あなたがこれから土木業界に飛び込むなら、当ブログを定期的に読みに来ていただければ幸いです。
土木歴9年の僕が、キャリアアップする方法や業界の実態を解説しているので、必ず参考になると思います。
ぜひ、いっしょに土木作業員として人生を安定させていきませんか?
土木作業員の求人は、下記の転職サービスより簡単に見つけられ応募までできます。