土木転職サポートブログの英太です。
本記事は、土木作業員の日当の相場について解説します。
これから土木作業員として働くことを検討する方にとって、日当の相場は非常に気になるのではないでしょうか?
また、なるべく日当は高いほうがいいですよね。
事実として日当の相場を知らずに就職すると、相場より明らかに安い給料で働かされるかもしれません。
特に未経験の方ほど、企業は安く雇いたいはずなので注意が必要です。
そこで本記事では新卒から10年、土木作業員として働く僕の経験に基づいて、土木作業員の日当の相場を解説していきます!
さらに土木作業員の給料明細をお見せし、日当をアップさせる方法も紹介するのでぜひ参考にしてください。
なお「給料明細書を見るだけで十分」という方は、下記の記事をどうぞ。
地方の土木作業員が、10年間で年収が100万円以上アップするまでの軌跡をご覧いただけます。
土木作業員の日当の相場は【地域で変わります】
最初にお伝えしたいのは、土木作業員の日当の相場は地域によって大きく変わるということです。
実際、地方と都会では工事の単価も、企業規模も全然違います。
だからこそ、従業員に払う給与にも違いが出てくるのです。
仮に地域は同じでも、会社によって日当が2,000円以上も高いこともあります。
ですので本記事で解説する土木作業員の日当の相場も、あくまで目安にしかなりません。
その点にご注意いただき、まずは地方で働く土木作業員の日当の相場を見ていきましょう!
地方の日当の相場
地方の土木作業員の日当は、7,000円~8,000円くらいが相場です。
実際、僕も青森県で土木作業員をやっていますが、多くの企業が日当7,000円~8,000円で求人を出しています。
ただし仕事を覚えてきたり、資格を持ったりしていると日当はもう少し高くなるでしょう。
つまり地方の土木作業員の日当相場は、下記のイメージです。
ちなみに僕が新卒で就職した超ブラック企業は、日当に換算すると6,000円以下という超薄給でした!
そのため、いくら未経験で土木作業員を始める場合でも、日当が7,000円を下回る企業には要注意です。
都会の日当の相場
都会の土木作業員の日当は、10,000円~15,000円が相場でしょう。
先述したように、地方と都会では工事の単価が違います。
そもそも最低賃金が違うので、労働者の給与は全体的に高くなる傾向があります。
だとしたら土木作業員も、地方と比較すると日当の相場はかなり高くなるのが当たり前ですね。
事実として地方の方が20万円でやっている仕事を、都会の方は30万円で行っていることもあると思います。
ちなみに僕の友人も東京で土木作業員をやっていますが、友人の会社は未経験者でも手取り30万円はもらえるそうです。
手取り30万円は、青森県ならベテランでも中々届かない金額でしょう!
したがって、都会の土木作業員の日当相場は下記のイメージです。
以上が土木作業員の日当の相場ですが、あとは企業次第になります。
「もっと詳しく土木作業員の給料が知りたい」方は、下記の記事も併せて参考にしてください。
年齢とスキル別で土木作業員の平均年収を公開しているので、あなたの相場を判断しやすいと思います。
土木作業員の年収はどのくらい?【スキル&年齢別で解説します】
土木作業員の給料明細を公開【地方勤務】
参考までに、現役の土木作業員の給料明細をお見せします。
先ほども少し触れたように、僕が新卒で就職した超ブラック企業は、日当に換算すると6,000円を下回るほどでした。
そこから転職したり資格を取得したりして、新卒時代から2023年の現在までで年収が100万円以上アップしています。
給料明細は下記の記事で見れるので、参考になれば幸いです。
ちなみに僕のステータスは以下になります。
ぜひ10年間の軌跡をご覧ください!
建設業の日当の相場は?
ここまで解説してきたように日当の相場は、地域や企業によって差があります。
ですが建設業の日当の相場も、土木作業員と大差はないでしょう。
しかし建設業は一人親方となった場合、企業に所属する作業員よりも日当が高くなる傾向があります。
実際、一人親方の日当の相場は18,000円~20,000円と発表されています!
一人親方は人脈やスキル次第で、日当を上げやすいのがメリットです。
そのように建設業の日当は、年齢や学歴に関係なく自分の実力で決まるのです。
稼げる職人はどれ?日当ランキング
結論を言うと職人の日当は、どの職種もほぼ同じです。
その証拠に求人ボックス様の求人ナビで「土木作業員」や「大工」と職人の給料をリサーチしても、ほぼ同じ平均年収が表示されます。
なので、職人の日当ランキングは付けようがないのが正直なところです。
要するに職種が同じ建設業なので、そこまで大きな差はないのでしょう。
つまり土木作業員や大工、または内装工事でも見習い期間は安い日当(7,000円~8,000円)から始まります。
そのあと努力を重ねて、ベテランの日当(8,000~10,000円)へのアップを目指すのが無難です。
単純に腕の良い人は稼げて、腕が悪い人は稼げないのが職人の世界です。
加えて、ここまでお話してきたように日当は地域や会社で大きな違いがあります。
だからこそ日当ランキングは気にせず、まずは職人としての技術を磨きましょう。
技術さえあれば企業に対して、相場以上の日当も交渉できますよ!
それでも稼げる建設会社に就職するには?
前項でお話したように、土木作業員が日当を上げるには技術を身に付けるしかありません。
そして腕を磨き稼げる土木作業員になるには、しっかり育ててくれる建設会社に就職することが鉄則です。
未経験者を育てる気がない建設会社に就職してしまうと雑用ばかりやらされ、無駄に年を取ってしまいます。
もちろん雑用をこなしても技術は身に付かないので、日当の高い土木作業員にはなれません。
ですので、未経験者でも歓迎してくれる建設会社に就職する必要があります。
そのような会社を見つけるには、転職エージェントの利用がオススメです。
転職エージェントなら、ハローワークや求人サイトを利用した転職活動と比較しても、企業の実態や労働環境などを事前にリサーチできます。
例えば助太刀社員は、あなたから企業に直接質問も可能です。
つまり「未経験でも大丈夫か?」や「資格取得の支援はあるか?」などを質問すれば、面接せずとも企業との相性が分かるでしょう。
助太刀社員の他にも、土木業界への転職に強い転職エージェントは多数あります!
担当のアドバイザーが代わりに企業へ交渉してくれるので、面接で企業に聞きづらいことがあっても安心です。
土木業界に強い転職エージェントと併せて、具体的な土木業界への転職方法は下記の記事を参考にしてください。
土木作業員が日給で働くデメリット2つ
土木作業員の給与形態は、大半が日給制です。
実際、日給で働く土木作業員には以下2つのデメリットがあります。
では順番に解説します。
休んだ分だけ給与が減る
日給制は、1日の単価と働いた日数で毎月の給料が決まる仕組みです。
つまり体調を崩したり私用で休んだりすると、当然ながら休んだ分の日給はもらえません。
月給制なら毎月の給料が固定されているため、少し休んだ程度で給与が減ることはないでしょう。
そのように自己都合による欠勤や長期休暇で休みが多くなるほど、土木作業員の給与は安くなります!
ボーナスなしの会社が多い
土木作業員に、ボーナスを支給する会社は本当に稀です。
会社の本音は「作業員より現場監督を重宝する」なので、土木作業員にボーナスを支給しない会社が多いのが実態です。
事実として現場監督にはボーナスを支給して、土木作業員には1円も渡さない会社もあります。
そのように土木作業員として働く以上は、ボーナスに期待しないほうがいいでしょう!
土木作業員が日給で働くメリットは休みやすいこと
日給で働くメリットは、何かあったときに仕事を休みやすいことです。
なぜなら日給の場合は、シンプルに出勤しなかった分は給料に含まれないからです。
これが月で給料が固定されている月給制なら、よほどの理由がない限り休みづらいと思います。
そのように土木作業員は仕事を休みやすいので、子どもの行事や家族との時間を優先できるでしょう!
土木作業員を月給制で採用する会社はあるのか?
結論として、土木作業員を月給制で採用する会社は全国でも一握りです。
確かに収入を安定させるには、月給制のほうが適していますよね。
ただ土木作業員は、ほとんどの会社では日給制で働くことになります。
しかし、日給制でも普通の会社であれば収入は安定するはずです。
なぜなら現場がなくても、事務所の清掃やダンプの整備などで出勤扱いにしてくれるからです。
そのため土木作業員も十分稼げますし、日給制でも大きな問題はありません!
実際に日給の土木作業員で働いて、マイホームを購入した方は多くいます。
建設業界で、どうしても月給制で働きたいなら唯一の方法が現場監督になることです。
月給制で採用されるのは、建設業界では現場監督だけになります。
【裏ワザなし】土木作業員が日給を上げる方法
土木作業員が日給を上げるには、スキルアップや資格取得がシンプルであり唯一の方法です。
または転職するだけで、日給が2,000円以上アップすることもあります。
僕も新卒時代から年収100万円以上アップできたのは、超ブラック企業から脱出したのが大きいです。
さらに2級土木施工管理技士を取得したり、重機の操作もできるようになったからこそ、日給も上がりました!
つまり裏ワザは一切なく、基本的にはコツコツと努力するしかありません。
ですので、土木作業員が日給を上げるには「スキルアップと資格取得」を胸に留めておきましょう。
下記の記事では、スキルアップに繋がる土木作業員にオススメの資格を紹介しているので参考にどうぞ。
まとめ
土木作業員の日当の相場は、地域や会社で大きく変わります。
その中でも目安にするなら、地方の土木作業員は初心者で7,000円~8,000円、ベテランで8,000円~10,000円が相場とイメージしましょう。
一方で都会の土木作業員は初心者で10,000円~15,000円、ベテランで15,000円以上が相場と言えます。
そのように違いはありますが、職人の世界では腕が良い人ほど高い日当で働けます。
つまり、年齢も学歴も関係ない実力主義の世界です。
ですので高い日当で雇われるように、まずは腕を磨いていきましょう!
なお助太刀社員には、土木作業員を始めとした職人の求人がたくさん掲載されています。
「未経験OK」や「日払いOK」など条件を自由に選べるので、自分に合った職人系の求人を見つけやすいでしょう。
助太刀社員は、長州力さんが出演したCMで話題になり職人と現場のマッチングアプリとしても有名です。
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