【2級土木施工管理技士】の実務経験のごまかしは危険すぎる!

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2級土木施工管理技士 実務経験 ごまかしアイキャッチ画像土木の転職

土木転職サポートブログの英太です。

本記事では、「2級土木施工管理技士の実務経験をごまかすとどうなるのか?」解説します。

実際、「実務経験をごまかしても大丈夫なのでは?」と思っていませんか?

しかし「もし実務経験のごまかしがバレたらどうなるのか?」も気になると思います。

事実として、実務経験をごまかして2級土木施工管理技士を受験する方や受験させる企業は多いです。

ただ、ごまかしが発覚したときのリスクを知らずに不正受験すると、人生に悪影響を及ぼす危険があります。

そこで本記事では、正しく2級土木施工管理技士を受験する大切さと併せて、合格しやすい実務経験の書き方を紹介します。

正しい方法で勉強&受験すると、2級土木施工管理技士に合格できる可能性が高まるでしょう。

英太
英太

土木業界で10年働いており、実際に2級土木施工管理技士を所持する僕が解説するので参考にしてください!

なお「もう実務経験のごまかしはしないから、土木施工管理技士の取り方が知りたい」という方は下記の記事をどうぞ。

土木施工管理技士の取り方4選【実地試験の突破口も紹介】

2級土木施工管理技士の実務経験をごまかした者の末路

2級土木施工管理技士の実務経験をごまかした者の末路
2級土木施工管理技士の実務経験をごまかした者の末路

結論として2級土木施工管理技士の実務経験のごまかしが発覚すると、仮に合格後でも容赦なく取り消しを受けます。

また、取り消しだけでは済まず以下の処分が待っています。

実務経験のごまかしが発覚したときの処分
  • 再受験の禁止
  • 会社で働きづらくなる

実務経験のごまかしが発覚すると、最低でも3年は再受験が不可能です。

そのため「取り消しを受けても、また来年受験すればいい」は通用しません。

さらに、従業員を不正に受験させたとして会社も処分を受けます。

あなたが原因で、会社が国土交通省から指導を受けてしまったら、その会社で今まで通り働くことは難しいでしょう。

英太
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以上が、2級土木施工管理技士の実務経験をごまかした者の末路です!

実際に「大和ハウス工業」や「関西電力」でも、実務経験のごまかしが発覚しました。

なんと大和ハウス工業では、社員300人以上が不正に1級の施工管理技士を取得していたのです。

不正に施工管理技士を取得した社員が現場を管理したことで、建設業法違反も疑われる事態となりました。

そのように実務経験をごまかして2級土木施工管理技士を受験するのは、リスクが高すぎます。

だからこそ、しっかり実務経験を積んでから2級土木施工管理技士を受験しましょう。

2級土木施工管理技士の受験に必要な実務経験の事例

2級土木施工管理技士の受験に必要な実務経験の事例
2級土木施工管理技士の受験に必要な実務経験の事例

2級土木施工管理技士を受験が認められる実務経験とは、「一体どんな経験なのか?」気になる方も多いと思います。

実際、2級土木施工管理技士を受験するには以下の経験が必要です。

実務経験として認められる経験の例
  • 施工図を作成して現場の指揮を取った経験
  • 発注者となり現場監督をした経験
  • 工事の設計から完成まで管理した経験

なお上記の業務を補助した経験も、実務経験として認められます。

注意点として実務経験として認められるのは、あくまで土木工事の管理をした経験です。

例えば、以下のような工事と作業は土木工事の経験として認められません。

土木工事として認められない経験
  • 建築工事
  • 解体工事
  • 除草作業
  • 除雪作業
  • 軽作業(清掃や資材運搬など)

つまり建物を作る建築系や管理が不要な雑務を経験しても、2級土木施工管理技士の受験は不可能です。

英太
英太

あくまでも、土木工事の管理業務を経験しましょう!

ここまでの詳細は、下記の記事をご覧ください。

土木施工管理技士の取り消しを防ぐ方法

2級土木施工管理技士を取得するために必要な実務経験の年数

2級土木施工管理技士を取得するために必要な実務経験の年数
2級土木施工管理技士を取得するために必要な実務経験の年数

2級土木施工管理技士を取得するには、前項で解説した実務経験を重ねる必要があります。

ただし必要な年数は、学歴によって違います。

そのため、ここからは必要な実務経験の年数を見ていきましょう。

高卒だと最短でも3年

土木業界は学歴に関係なく就職できるので、高卒から2級土木施工管理技士にチャレンジする方も多いでしょう。

結論を言うと高卒の方が2級土木施工管理技士を取得するには、入社してから最低でも3年の実務経験が必要です。

指定学科を卒業していると、3年以上の実務経験で2級土木施工管理技士の受験資格が得られます。

しかし指定学科以外だと、必要な実務経験は4年6ヶ月以上になります。

英太
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指定学科については後述するので、このまま読み進めてください!

つまり高卒の方は、土木業界に就職後3~5年の実務経験が必要という認識でOKです。

ちなみに中卒・短大卒・大卒の方の必要な実務経験の年数も下記に記載します。

最終学歴指定学科指定学科以外
大卒卒業後1年以上卒業後1年6ヶ月以上
短大卒(専門学校も含む)卒業後2年以上卒業後3年以上
中卒卒業後8年以上卒業後8年以上
必要な実務経験「学歴別」

指定学科とは?

指定学科とは、簡単に言うと土木に関連性の高い学科のことです。

つまり高校や大学で、土木系の学科を卒業していれば最短で2級土木施工管理技士を受験できます。

具体的に指定学科とは、以下の学科です。

  • 環境土木科
  • 海洋土木工学科
  • 農業土木科
  • 森林土木科
  • その他〇〇土木科
英太
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「自分は指定学科を卒業しているか?」を調べるには、全国建設研修センターの指定学科を参照してください。

施工管理技士が実務経験を証明するには?

施工管理技士が実務経験を証明するには?
施工管理技士が実務経験を証明するには?

2級土木施工管理技士に申し込む際に、あなたの実務経験を証明する「実務経験証明書」を提出します。

こちらは非常に簡単であり、いま勤務している会社の経営者に実務経験を証明していただけばOKです。

もしくは、以前に勤めていた会社でも問題ありません。

英太
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「実務経験証明書」に、あなたが経験した業務を記載し、経営者にハンコを押してもらいましょう!

【合格しやすい】2級土木施工管理技士の実務経験の書き方

【合格しやすい】2級土木施工管理技士の実務経験の書き方
【合格しやすい】2級土木施工管理技士の実務経験の書き方

土木施工管理技士の試験は学科と実地に分かれており、両方に合格すると資格が交付されます。

ただ、後述するように2021年4月に制度が変わったため、学科試験に合格するだけでも「土木施工管理技士補」の肩書きが得られます。

つまり今は学科と実地で、第一次と第二次に区分して実施されていますが、多くの方が苦戦するのは実地試験です。

実地試験は、あなたの実務経験の中で行った工夫と結果を作文で伝える経験記述です。

英太
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そのため作文に苦手意識がある方ほど、実地試験に合格するのは難しいと感じるでしょう!

しかし本記事で、合格しやすい経験記述の書き方をお伝えするので安心してください。

なお経験記述は、以下の5項目から出題されます。

経験記述5項目
  • 工程管理
  • 安全管理
  • 品質管理
  • 施工管理
  • 環境対策

2級土木施工管理技士の場合、2つの選択肢が与えられ1つの項目の経験記述を記載します。

ちなみに近年では、「安全管理」と「品質管理」と「工程管理」が出題される傾向が強いです。

さすがに1つに絞るのはリスクが高いので、上記3つに対策しておくことが経験記述に合格するポイントになります。

上記3つのいずれかは、毎年のように出題されているので間違いありません。

英太
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それでは次項で、具体的な書き方を見ていきましょう!

【全項目共通】工事概要の書き方

経験記述は、たった2問で構成されています。

その設問1の「工事概要」ですが、こちらの書き方は全項目に共通です。

「工事概要」では、下記を記載します。

工事概要に記載する内容
  • 工事名(正式名称で記載)
  • 発注者名(下請けの場合は元請け業者名)
  • 工事場所(現場の住所を番地まで記載)
  • 工期(契約書に記載の工期)
  • 主な工種(例:コンクリート工・舗装工)
  • 施工量(例:コンクリート工〇〇㎥・舗装工〇〇㎥
  • あなたの立場(現場監督・現場代理人・主任技術者など)

繰り返しますが、こちらは全項目に共通するので、どの項目の経験記述を書くとしても使えます。

英太
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つまり、これで設問1はクリアです。

技術的な課題の書き方

ここからが難しい設問2の書き方です。

設問2では本格的に経験記述を記載していく必要がありますが、まずは「何が技術的な課題となったのか?」を聞かれます。

では「安全管理」を例に、書き方を見ていきましょう。

英太
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ちなみに、こちらは僕が実際に2級土木施工管理技士に合格した書き方です!

技術的な課題の書き方の例文

道幅が4mで通学路にも指定されている住宅地での排水工事のため、掘削部分へ第三者が転落しないように防止することが技術的な課題となった。

このように、技術的な課題になったことを具体的に記載してください。

検討内容と対応処置の書き方

次は技術的な課題を克服するための方法として、検討した内容と実際に行った対応処置を記載します。

例文は以下の通りです。

検討内容と対応処置の書き方の例文

第三者が夜間でも掘削部分と通路が区別できる設備の配置。(検討内容)

カラーコーンを配置し頭部に点滅灯を取り付けた。(対応処置)

結果

あとは、「対応処置を行った結果」を記載するだけです。

つまり先ほどの例文の場合、「以上により第三者の転落事故を防ぐことができた」と書けばOKになります。

2級土木施工管理技士の経験記述は、ここまで解説してきたポイントを抑えれば高確率で合格できるでしょう。

経験記述の内容
  • 工事概要【全項目共通】
  • 技術的な課題
  • 検討内容と対応処置
  • 結果
英太
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重要なのは、なるべく具体的に書くことです!

例えば狭くて危険な道路ではなく、道幅4mで通学路に指定の道路と書きます。

また「カラーコーンを配置した」だけでは、イメージしにくいでしょう。

一方で、「工事箇所と第三者の通路を区分するためにカラーコーンを配置した」と記載したほうが分かりやすいですよね。

実務経験が足りなかった際の心構え【ごまかしはNG】

実務経験が足りなかった際の心構え【ごまかしはNG】
実務経験が足りなかった際の心構え【ごまかしはNG】

実務経験が足りなく2級土木施工管理技士の受験ができないときは、まず学科試験の合格を目指しましょう。

学科試験なら、実務経験がなくても受験が可能です。

しかも2021年4月に制度が変わり、第一次検定となった学科試験に合格すると「2級土木施工管理技士」の称号が得られるようになりました。

なので今の時点で、実務経験が足りなくても焦る必要はありません。

今は学科試験に専念し、時間が経てば実地試験(第二次検定)の受験資格も満たせます。

実際、仕事をしながら学科と実地の両方を勉強するのは大変ですよね。

ですが学科試験だけでも合格しておけば、あとから2級土木施工管理技士の受験が楽になります。

英太
英太

だからこそ実務経験をごまかすことは考えず、まずは学科試験に挑む心構えを持つことが大切です!

2級土木施工管理技士の効率的な勉強方法

2級土木施工管理技士の効率的な勉強方法
2級土木施工管理技士の効率的な勉強方法

仕事が忙しく、2級土木施工管理技士の勉強をする時間がない方もいるでしょう。

もちろん、専門学校や講習会へ参加する時間もないと思います。

とはいえ土木施工管理技士も国家資格なので、対策なしで合格できるほど甘くありません。

英太
英太

そのような方でも効率良く勉強できる方法は、独学サポート事務局を利用することです!

独学サポート事務局は、施工管理技士に合格させるプロフェッショナルになります。

開講してから5万人以上の合格者を輩出した実績をもとに、プロの講師が2級土木施工管理技士の合格をサポートしてくれます。

合格に必要な情報が提供されるので、最低限の勉強時間でも大丈夫でしょう。

さらに、あなたの代わりに経験記述を作成してくれる反則スレスレのサービスもあります。

つまり独学サポート事務局なら、そこまで勉強しなくても2級土木施工管理技士に合格するための準備ができます。

詳細は、独学サポート事務局の公式サイトをご覧ください。

土木施工管理技士を合格させるプロ集団

公式サイトを見ると、以下が明らかになるでしょう。

独学サポート事務局の公式サイトで分かること
  • なぜ独学サポート事務局が選ばれるのか?
  • 独学でも合格できる理由
  • なぜ作文が苦手な方でも自信を持って受験できるのか?

その秘密は、独学サポート事務局の公式サイトで確認してみてください。

土木施工管理技士の合格へ【独学サポート事務局】

ごまかしなしで2級土木施工管理技士を取得しよう

ごまかしなしで2級土木施工管理技士を取得しよう
ごまかしなしで2級土木施工管理技士を取得しよう

本記事では、「2級土木施工管理技士の実務経験をごまかすとどうなるのか?」を解説してきました。

実務経験をごまかし不正に受験すると取り消しはもちろん、その後3年は再受験が禁止されます。

また会社も処分されるので、あなた自身が働きづらくなる可能性もあるでしょう。

そのように、実務経験をごまかして2級土木施工管理技士を受験するのは危険です。

だからこそ受験資格を満たした上で、正々堂々とできる2級土木施工管理技士の合格者になりましょう。

英太
英太

まだ実務経験が足りないなら、今は我慢のときです!

なお下記の記事では、土木施工管理技士のオススメの取り方を紹介しているので、受験資格を満たした際にぜひ参考にしてください。

土木施工管理技士には、主に4つの取り方がありますよ。

土木施工管理技士の取り方4選【実地試験の突破口も紹介】

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