今から土木業界で働こうと思っているもの、「土木作業員になればクズと思われるのでは?」と気になっていませんか?
ちなみに、僕は土木作業員として働いて約9年になります。
実際、土木作業員は参入のハードルが低い分、現場ではいろんな方が働いています。
そのためガラが悪く見える方が多いのは本当です。
そこで本記事では、9年の土木経験を基に「土木作業員がクズと言われる理由」や「実際クズなのか?」の真相を解説します。
その上であなたが、安心して土木作業員を始められるように、アドバイスもさせていただきます。
そもそも土木作業員=クズという認識は完全に間違いです。
併せて、土木作業員になる方法も非常に簡単なので、安心して働いてみましょう!
超簡単な土木作業員になる具体的な方法は下記の記事を参考にしてください。
上記の記事では、「未経験でも土木作業員になれる理由」や「転職方法と内定までの流れ」を紹介しています。
さらに転職後のキャリア形成まで解説しているので、土木業界で手に職を付けるまでの行動が具体的にイメージできると思います。
土木作業員は実際クズなのか?
冒頭で結論を言ってしまいましたが、土木作業員はクズというわけではありません。
確かに土木作業員にも人間として最低な方や犯罪を犯したりする方はいます。
参入のハードルが低い分、いろんな方がいるので他の業界に比べて変わり者が多いのかもしれません。
でも、いろんな方がいるのは、どこの世界でも同じだと思います。
たとえば警察官や教師などの公務員でも、犯罪を犯して逮捕されるニュースをよく聞きます。
しかし、それだけで警察官や教師が「みんなクズなのか?」と言われれば、そんなことはないですよね。
その場合は警察官や教師がクズなのではなく、犯罪を犯した人がクズだっただけです。
要するに職業の問題ではなく、人の問題ということです!
なので、仮に土木作業員の誰かが何かをやらかしたとしても、土木作業員が悪いわけではありません。
あくまで、その方に問題があっただけです。
つまり、土木作業員=クズという認識は大きな間違いだと思います。
そもそも、本当のクズがいるのは土木業界じゃなく刑務所であり、真面目に働いている方に根っからのクズはいないでしょう。
土木作業員がクズと言われる理由3つ
ではなぜ、土木作業員はクズと言われるのでしょうか?
クズと言われる理由は以下の3つです。
- 誰でも始められる仕事だから
- ネット上で悪い評判が広がっているから
- 口が悪い方が多いから
では順番に解説します。
誰でも始められる仕事だから
土木作業員がクズと言われる理由の1つ目は、誰でも始められる仕事だからです。
実際、土木作業員は正社員でもアルバイトでも、本当に誰でも簡単に始められます。
なぜなら学歴がまったく考慮されないので、中卒の方も問題なく就職できるのが土木作業員なのです。
また経歴も不問ですので、フリーターからでも就職できます。
もちろん医者や弁護士のように、高学歴な方じゃないとなれない職業ではありません。
併せて、特別な資格がないとできないわけでもないです!
ちなみに世間では「学生時代は勉強をがんばって、いい大学へ行く」が常識ですよね。
それは裏を返せば、「しっかり勉強をした人なら、学歴が考慮されない土木作業員にはならない」に繋がりませんか?
そのため、学歴社会の日本では「勉強しない人=クズ」と思う方が多いでしょう。
だからこそ土木作業員に、「まともな学歴がない奴らがやる仕事」というイメージが定着してしまったのです。
確かに土木作業員には、学生時代にあまり勉強しなかった方が集まっているのは本当です。
なので、あくまで世間の常識を基準にするなら、土木作業員は以下のような人間に見えるためクズと言われるのでしょう。
- 学生時代は学校に行ってなかったヤンキー
- やるべきこと(勉強)をサボった人
- 学歴がないから土木しかできない人
ネット上で悪い評判が広がっているから
2つ目の理由は、ネット上で悪い評判が広がっているからです。
今はネットの世界で匿名を使って、好きなことを言いたい放題の時代です。
そのため、土木作業員に何か嫌な思いをさせられた誰かが、ネットで簡単に悪い評判を流せてしまいます。
実際にネットを見ると、まるですべての土木作業員がクズと思ってしまうような投稿をよく見かけます。
たとえば、以下のような心ない言葉を見たことがありませんか?
- 土木作業員は頭が悪い
- 態度がマジでむかつく
- 本当にクズばっかり
そしてネットは、多くの方の目に入る世界です。
確かに悪い評判は、土木作業員のことだけが流されているわけではありません。
でも多くの方が土木作業員に持つイメージは先述した通りなので、「やっぱり土木作業員は」というように印象に残りやすいのでしょう。
だからこそ、あっという間に広がっていきます。
しかし社会的な地位が高い職業は、悪い評判を流されても、そこまで広がらないのが不思議だと思います。
今はネットで情報収集ができる便利な時代ですが、すべて鵜吞みにするのは危険です。
噓か本当か分からない情報を、誰でも簡単に流せますからね!
口が悪い方が多いから
3つ目の理由は、実際の土木作業員に口が悪い方が多いからです。
確かに、土木業界で働くバブル世代に口が悪い方が多いのは事実になります。
人によっては、口が悪い方を見ると「あの人クズじゃん」と思うかもしれません。
もちろん、僕もそんな人は尊敬できません!
実際、僕も新卒から土木業界で9年働いてきて、いろんなバブル世代を見てきました。
そして、その中には「コイツ、クズじゃんか」と思った方が何人もいます。
だからこそ、ほんの一部の土木作業員をクズと思ってしまうのは仕方がないのかもしれません。
しかし、すべての土木作業員が口が悪いわけではないので、そこは勘違いしないようにしましょう。
これから土木作業員をやる方に伝えたいこと3つ
土木作業員というだけで、クズにはならないので安心してください。
本記事を読んでいただいている方には、これから土木作業員をやろうとしている方も多いと思います。
でも以下のような不安があって、なかなか転職を決められないのではないでしょうか?
- 土木作業員になると周りからクズと思われないか?
- 就職する企業にもクズが多いのか?
ここからは、そんなあなたに土木経験9年の僕からアドバイスさせていただきます。
僕が、これから土木作業員をやる方に伝えたいことは3つあります。
- クズという意見は無視でOK
- 今の土木業界はチャンス
- 会社にクズがいるなら転職は早めにしよう
では1つずつ解説します。
クズという意見は無視でOK
基本的に、クズという意見は無視でOKです。
言いたい方には、好きなだけ言わせておきましょう。
そもそも、あなたの人生なのですから他人なんて関係ありません。
しかも実際に土木作業員として働くのも、あなた自身ですし誰にも迷惑かけるわけでもないですよね。
もし、あなたが土木作業員になって「クズの仲間入りかよ」という方が身近にいるなら、そんな方とは縁を切るべきだと思います。
あなたを職業で判断するような方は、友人でも何でもないでしょう。
本当の友人なら、あなたの職業に関係なく仲良くしてくれるはずです。
なので、クズなんて意見は全力で無視しましょう!
今の土木業界はチャンス
今の土木業界には、多くのチャンスが転がっています。
人手が足りないことで、驚くほどの需要があります。
さらに、土木のような専門性の高い仕事をAIが行うのは無理です。
つまり20年後も、AIに奪われない仕事なので将来性はバツグンです。
なので今から土木業界に参入して、スキルを付けておけば将来は生活に困らないと思います。
これだけのチャンスがあるのに、なぜ人手不足なのでしょうか?
それは多くの方のイメージに「土木作業員=クズ」があり、敬遠される仕事だからです。
だからこそ、周りの意見なんか無視して土木作業員をやる方にチャンスが来ます!
会社にクズがいるなら転職は早めにしよう
もし土木作業員をやるために、就職をした会社にクズがいたら早めに別の土木会社へ転職しましょう。
もちろん、「土木作業員がみんなクズじゃない」は僕の本音です。
先述したように、本当のクズは刑務所にいます。
しかし、建設業界の特にバブル世代の職人にはクズというより変わり者が多いのです。
要するにクセの強い方が多い傾向にあるので、そこだけは注意してください。
実際、僕が新卒で就職したブラック企業には、こんなバブル世代が多かったですからね。
- 若者にしかマウントが取れない
- めんどくさい仕事は他人に押し付ける
- 人格否定をしてくる
- 性格が幼稚
当時の僕は「コイツら本当クズだな」と思ったものです。
ただし、これは土木業界だけでなく、すべての職業にこんな方が1人や2人はいるでしょう。
つまり、会社の人間関係で悩むくらいなら「クズの相手はしないで早めに転職しよう」ということです。
他人は変えられませんし、人間関係で悩むほど人生で無駄なことはありません。
それにたくさんの需要があるからこそ、仮にすぐに退職しても転職先はあるはずです。
なので、もし就職した会社に偶然にもクズがいたら転職は早めにしましょう!
土木作業員になる方法
そんなわけで、安心して土木作業員にチャレンジして欲しいと思います。
実際に、土木作業員になる方法はとても簡単です。
一言でいえば、「未経験OK」で土木作業員を募集している建設会社の面接に行くだけです。
ここまで解説してきたように、参入のハードルが低い業界なので、準備するものは特にありません。
確かに土木系の専門学校に行けば就職しやすくなりますが、今からそこまでする必要もないでしょう。
つまり、やる気と健康な身体があれば面接に行って内定をいただくだけになります。
併せて、年齢が若ければ若いほど採用もされやすいですよ!
なので今のあなたがすべきなのは、「未経験OK」の土木作業員の求人をまずは探すことです。
求人を探す方法は、たくさんあると思います。
- ハローワークで探す
- 求人サイトで探す
- 転職サービスに紹介してもらう
「どこで探すのが最もおすすめか?」と言うと、それは転職サービスで紹介してもらうことです。
個人的には、ハローワークでの求人探しはおすすめできません。
ハローワークをおすすめしない理由は、以下の3つです。
- ブラック企業が多い
- 適当な求人を紹介される
- サポートがない
そもそもハローワークは、無料で求人掲載ができるので、いろんな企業の求人があります。
要するに、働き手を求めているにも関わらず、広告費をケチるブラック企業が多いのです。
さらにハローワークの職員は、求人を出す企業を調べているわけではありません。
何より、あなたを就職に成功させて報酬をもらっている立場じゃないのですね。
つまり、ハローワークに来た方に最低限の求人を紹介するのがハローワークの職員の仕事なのです。
ですから当然、求人を紹介したあとのサポートも一切してくれません。
そして求人サイトも基本的にはハローワークと同じです!
むしろ自分で求人を探す必要があり、すべて1から自力で行うので求人サイトは、最も手間がかかる方法になります。
その一方で、転職サービスはハローワークのデメリットをすべてカバーしているのですね。
転職サービスには、企業も紹介料を支払わないと求人を掲載できません。
わざわざお金を払ってまで求人を出しているのに、すぐに退職されては企業としても紹介料が無駄になります。
だからこそ、求職者を高待遇で迎える企業が転職サービスには多いのです。
そして、転職サービスも求職者に利用してもらって成り立つからこそ、ブラック企業を紹介するわけにはいきません。
もしネットで「〇〇転職サービスでブラック企業を紹介された」と悪評を流されて、利用者が減ってしまえば倒産してしまいますからね。
つまり、ただの公務の一環として求人を紹介するハローワークの職員と転職サービスの担当者は本気度が違うということです。
さらに転職サービスは、充実した以下のサポートが完全無料で受けられます。
- 面談で聞いたあなたの希望に近い求人の紹介
- 書類作成のサポート
- 面接対策のアドバイス
- 転職活動のスケジュール管理を代行
- 企業へ入社日や年収の交渉を代行
ハローワークは求人を紹介するだけですし、求人サイトから応募するなら、これらを1から自力でやる必要があります。
でも転職サービスを使えば、非常に多くの手間を省くことができます。
極論ですが、あなたが本気を出すのは面接当日だけと言っても過言じゃありません。
これだけサポートが充実して完全無料です。
なので、ぜひ転職サービスで土木作業員の求人を探しましょう!
土木作業員の求人が豊富な転職サービス3つ
最後に、土木作業員の求人が豊富な転職サービスを3つ厳選したので紹介させていただきます。
- 助太刀社員
- RSG Construction Agent
- リクルートエージェント
土木を始めるなら、最低でもこの3つに登録しておけば問題ないでしょう。
では1つずつ特徴を簡単に解説します。
ちなみに当ブログがおすすめする転職サービスは全部で6つあります。
下記の記事にすべてまとめているので、興味があれば参考にしてください。
助太刀社員
助太刀社員は建設業界に特化しており、約16万の企業が登録している転職サービスです。
建設業界に特化している分、土木全体の細かい条件にもこだわって求人を探せます。
そもそも土木作業員にも、就職する企業によって職種はさまざまですが、土工や水道のやってみたい土木の職種を自由に選択できます。
もちろん「未経験OK」の求人に絞ることもできるので、これから土木作業員にチャレンジする方には必須です。
公式サイトにアクセス後、たったの1~2クリックで求人を探せるくらい操作もとても簡単になっています。
毎週金曜日に求人情報が更新されるので、週末になったら常にチェックしましょう!
下記の記事で、画像を共有して助太刀社員の登録方法を解説しています。
利用は完全無料と併せて、もし不要になったら解約もすぐできるので、とりあえず登録だけでもしておくことを推奨します。
RSG Construction Agent
RSG Construction Agentも建設業界を専門とした転職サービスです。
こちらの転職サービスは求職者からの支持も高く、ある2つの部門で1位を獲得しました。
- コンサルタント信頼度NO.1
- 転職サポート充実度NO.1
この実績からTVでも紹介され、利用満足度98%で現在も利用者が増加しています。
さらにRSG Construction Agentには、オリジナルの面接対策があり、求職者1人ひとりに合った戦略を提供してくれます。
しかも、面接当日にはコンサルタントも同行するという異例のサポートです。
なので、「面接は苦手だし不安」という方も安心でしょう。
信頼度の高いコンサルタントが、あなたの転職を徹底サポートするので成功する可能性は非常に高いと思います。
内定後も相談に乗ってくれるところが、ハローワークにはない安心感がありますね!
ちなみに今すぐ転職する気がない方の情報収集にも協力が可能ですので、助太刀社員と併せて登録しておきましょう。
つまり「自分は土木作業員に向いているか?」を確認してから、転職活動ができるということです。
RSG Construction Agentの詳細は、下記の記事をご覧ください。
リクルートエージェント
最後に紹介するリクルートエージェントは、有名な大手転職サービスです。
そのため、ご存知かもしれませんが幅広い職種に対応しており、建設業界に特化はしていません。
特化していないものの、土木系の求人は公開されている求人数だけで2万件を超えています。
それに加えて、非公開求人も1万件以上あるため、土木業界への転職に強いのは間違いありません。
全国に拠点がありますが、コロナ渦により現在は完全オンラインで面談が可能です。
つまり、自宅にいながら担当者と面談することで転職活動を進めていけます。
リクルートエージェントの担当者は、平日の夜や土日でも対応してくれるため、在職中の方も安心ですね。
利用者の約96%を転職に導いてきたリクルートエージェントで、ぜひ土木作業員の求人を探してみましょう。
リクルートエージェントには、他にもメリットが多数あります!
サポート期間は基本的に3ヶ月と決まっていますが、あなたに強い転職意欲があるなら、内定が決まるまで延長もしてくれます。
なのでリクルートエージェントなら、焦らず自分に合った転職先を探すことが可能です。
また業界トップクラスの非公開求人を保有するなど、大手ならではのメリットもあります。
本記事だけでは紹介しきれないので、リクルートエージェントの詳細は下記の記事を参考にしてください。
土木作業員として働いている自分が「クズ」に感じる場合はどうする?
ここまで、土木作業員はクズではない話をしてきたものの、実際に土木作業員として働いている自分をクズだと感じてしまう瞬間もあるかもしれません。
そういった場合は、結論「異業種」への転職を図りましょう。
なぜなら、クズだと一度思ってしまった以上、今後自分の仕事に誇りを持って働いたり、幸福度が上がる生活を送ったりすることはできないためです。
毎日のように「自分はクズだな」と思いながら仕事をするのは嫌ですよね。
異業種への転職は思った以上に簡単なので、方法を下記にまとめています。クズ卒業を検討している人は、ぜひ下記の記事も併せてご覧ください。
「現場監督」に関して解説をしていますが、施工管理士でも方法は同様です。
まとめ:土木作業員はクズじゃない
土木作業員というだけで、クズと判断するのは間違いだと思います。
それでも土木作業員が、クズと思われているのは以下3つの理由です。
- 誰でも始められる職業だから
- ネット上で悪い評判が広がっているから
- 口が悪い方が多いから
ですが、9年土木業界で働いている僕の意見では、「土木作業員がみんなクズではない」ということです。
要するに職業の問題じゃなく、人の問題です。
たとえば車の事故だって、その車の問題ではなく運転していた人の問題ですよね。
つまりはそれと同じなので、クズという意見は無視しましょう。
シンプルに、あなたが土木作業員をやってみたいなら、やってみればいいだけの話ですから!
ただし参入のハードルが低い世界なので、土木業界には変わった方が多いのは本当です。
でも、人間関係で悩むのは時間の無駄でしかありません。
ですので就職した会社にクズがいたら、すぐに辞めて別の会社で土木作業員にチャレンジしましょう。
将来性があるのに、人手不足な業界だからこそチャンスがあります。
実際、土木作業員は面接に行くだけで、特に準備も必要ないので早めの行動をおすすめします。
本記事で紹介させていただいた転職サービスに、ぜひ相談してみましょう。
まだ土木作業員を始める決意ができないという方は、引き続き下記の記事を参考にしてください。
土木求人に応募する前の不安を、すべて解消できるはずですよ。